カップに注がれたドリンク量に不満の男性客 「不当表示」で映画館を提訴

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アメリカの映画館で、販売中のドリンク量に不当表示があったと訴えた男性客。表記是正と賠償を求め、映画館を提訴した。『CNN』『The Hollywood Reporter』などが報じている。

アメリカ・テキサス州在住の男性は映画好きで、映画館での観賞を楽しみにしている。2月14日にも映画館に行き売店でビールを注文したが、店員が注いで手渡してくれたカップを受け取ったときに、「量が少ない」と感じたという。
男性が購入したのは24オンス(約710ミリリットル)サイズのビールで、カップにも24オンスとサイズ表記があるものの、「そんなに入らなそう」と実物のサイズに疑問を感じたそうだ。
そこで男性はカップを持ち帰り、実際に24オンス分の液体が入るか検証することに。結果は男性の感覚が正しかったようで、カップには22オンス(約650ミリリットル)までしか入らないことがわかった。

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同映画館で販売中のビールには、ひとつ下の20オンス(約590ミリリットル)サイズもある。価格については、20オンスサイズが約1,200円で、24オンスサイズは約1,350円と、その差はわずか150円だという。
カップのサイズ表記が正しくないばかりか、わずかな差を強調して割安感を演出し、大きいサイズを購入させようとする。その手法に不満を感じた男性は4月16日、映画館に対して「ドリンクカップの不当表示が州法および連邦法に違反する」と主張し、是正を求める訴訟を提起した。

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男性の代理人弁護士は、「本件は、消費者が得ることのない商品に対し、知らないうちに過度に支払いをしている良い例です」「映画館にしてみれば取るに足らない2オンス程度かもしれませんが、客にとっては提供を約束された商品を得ることができないのですから」などと、訴訟理由を明かした。
なお、本件は男性を代表者とする集団訴訟になっているうえ、男性側は不当表示によって発生した金銭賠償の支払いも求めている。
訴訟を受けて各メディアが映画館側にコメントを求めるも、回答を拒否しているという。

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