まつエクするなら気を付けて! 国民生活センターの注意喚起に「初めて知った」

いまやメイクテクニックともいえるまつげエクステンション、通称まつエク。きれいなまつげをキープできる技術ですが、国民生活センターではトラブル報告を受けているそうです。どのようなトラブルなのでしょうか。
国民生活センターの報告によると、まつエクの施術で目やその周辺にトラブルが起きる事例が後を絶たないそうです。
「目の周りがかぶれた」「目に傷が付いた」など、身体的に重大な状態が現れていることもあります。
2015年には国民生活センターのアンケートに答えた人1千人のうち4分の1がトラブルを経験していました。「痛み、かゆみ、異物感、まつげが生えなくなった」といったトラブル内容もあり、美しくなれる反面、注意が必要であることが分かります。
施術サロンを選ぶ際には次のことに注目しましょう。
・保健所に美容所としての届けを出しているサロンか
・施術者が美容師の資格を持っているか
・施術前に健康被害についての説明をしているか
まつエクのトラブルの原因には施術者の知識や技術が不足しているケースがあります。正式な届け出がされているか、美容師免許があるかなどを事前に確認してサロンを選べば、安全な施術が受けられる可能性も高まるでしょう。
そのほか、まつエクで使われる接着剤がトラブルの原因になることもあります。施術部に残った接着剤が目の付近に長期間残ることにより、眼瞼皮膚炎という症状やアレルギーを引き起こす可能性があるのです。
眼瞼皮膚炎は慢性的な症状になってしまうことがあります。施術後に「接着剤が残っているかも」「何だか違和感がある」と感じた時にはすぐに施術者へ連絡したり、皮膚科・眼科へ相談したりなど、素早い行動をおすすめします。
最近は以前よりも施術者の意識や技術が上がっている傾向にありますが、まったくトラブルが起きないとはいい切れません。もしものために、トラブルが起きた時の対応方法を確認しておきましょう。
前述の通り、素早い受診がおすすめです。皮膚科や眼科などでしっかり診察してもらい、必要なら医療処置を受けましょう。
その際は、まつ毛エクステンションの施術を受けたことを必ず告げて診察を受けましょう。
国民生活センター ーより引用
「まつエクでトラブルが起きた」「施術者が美容師の資格を持っていなかった」などのケースがあれば、しかるべき場所へ報告してください。
まつ毛エクステンションは美容師法上、美容であると位置づけられており、業として行うには美容師の免許が必要です。
まつ毛エクステンションの施術を受けることによりトラブルが発生した、美容師ではない人が施術をしていると思われたら、消費生活センターへ相談したり、地域の保健所や衛生担当部署等へ情報提供しましょう。
国民生活センター ーより引用
「報告なんて大げさな…」と思うかもしれませんが、情報提供は被害の救済や今後の被害防止に役立ちます。トラブルの際にはぜひ報告を検討しましょう。
適切な資格や知識、技術のあるサロンでの施術なら、トラブルを防止しながらきれいなまつエクが完成する可能性が高くなります。少し手間でも事前に情報収集をして、安心して通えるまつエクサロンを探しましょう。
[文・構成/grape編集部]

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