アイ・エヌ・ジーは4月15日、高校生「2024年春の最新トレンド」を発表した。調査は2024年3月18日~3月22日、高校生男女(15~18歳)100名を対象にインターネットで行われた。
注目ワードで1位を獲得した「BeRealガチ勢」は、2023年秋に「今流行ってる言葉」で2位を獲得して以降、現在も引き続き大流行。ほとんどの生徒がBeReal.を利用しているといった学校もあるようで、通知音がなるとみんな目の色が変わるほど定着して、流行から日常に変化している様子。2位にランクインした「それガーチャー? ほんまゴメンやで」は「それガチ?ほんとごめん」という意味で、Sexy Zoneの菊池風磨主演の『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系)第8話のドラマ内で菊池が使い話題となった。また、ドラマの公式TikTokに今井アンジェリカが菊池にレクチャーしているシーンが投稿された事により、ドラマを見ていない層にも広がった。3位の「チーム友達」はラッパーのKOHHが千葉雄喜として本名で活動を再開するとともにリリースされた楽曲。ビートの中毒性が高く、国内のみならず海外のアーティストも反応をし大きな話題を集めている。
「今流行っている物事」では、流行ってる言葉で1位を獲得したBeRealが1位に。若者の定番SNSとして浸透している様子が窺える。2位にランクインした「フーフー飯店」は頭上の荷物置き場に携帯を置いて真上からのアングルでご飯を食べている動画を撮影できる、今までにない新鮮フォトがかわいすぎるとTikTokで話題となり、「若者の街」というイメージがあまりない東京・錦糸町にお店があるにも関わらず、連日行列の絶えない盛り上がりを見せている。写真だけではなく、メニューの味が美味しい点も人気の要因に。3位は「週刊少年ジャンプ」で2020年より連載中の「マッシュル-MASHLE-」がランクイン。魔法の世界を舞台に肉体を鍛え続けた少年マッシュ・バーンデッドが、筋肉で道を切り開いていく物語で、ファンタジーと見せかけたマッスル無双ギャグ漫画なのに、圧倒的王道少年漫画力で夢中になる学生が続出している。型破りな面白さとギャグのテンポの良さで、展開が早いのも魅力。
「今流行っている食べ物」では、再流行で話題の「アサイーボール」が1位を獲得。見た目の可愛さだけでなく、味も美味しく更に美容にもいい点が人気のよう。2位は「シャインマスカットボンボン」。YouTubeで食べる動画が話題となり注目を集めた。レトロな見た目の可愛さとASMRの咀嚼音も人気の要因で、入手困難になるほど話題に。
「今流行っているポーズ」では、「ほっぺハート(ルダハート)」が1位を獲得。韓国のアイドルグループ「宇宙少女」のメンバー、ルダさんが考案したポーズで、”頬ハート”と言われるように、両頬を挟んで両手でハートを作るポーズが根強い人気。2位には、「ミラー越しフラッシュ」がランクイン。多くの韓国アイドルもこの撮り方でSNSを更新しており、ミラー越しで撮るだけで韓国っぽくエモく撮影できる点とフラッシュで肌が白くなって盛れるのも人気な理由のようだ。3位は、「携帯越しでポーズ」。こちらも同様に韓国アイドルの間で話題となっており、簡単に撮影できて、韓国っぽい構図になる点が人気の理由となっている。
「今一番好きなアーティスト・アイドル」では、「TWICE」が1位を獲得。今年グループ結成10年目を迎え、約1年ぶりの新譜となった13枚目ミニアルバム「With YOU-th」が今年の2月23日に発売。グループ初となるビルボードジャパンダウンロード・アルバムチャートにて1位を獲得し話題となっている。2位は「LE SSERAFIM」。3位には「ME:I(ミーアイ)」がランクイン。オーディション番組出身のアイドルグループが多数ランクインしており、オーディションを通して成長を見守っているようだ。
「今一番好きな俳優(男性)」では、「高橋文哉」が初の1位を獲得。2022年放送「君の花になる」で、劇中に登場するボーイズグループ「8LOOM」のリーダーである佐神弾役を演じ注目を集めた。その後映画「交換ウソ日記」では主演を演じ、第47回日本アカデミー賞で新人俳優賞を獲得。今年に入り「ゴチになります!」のレギュラーメンバーに抜擢されるなど今最も”キテイル”俳優として注目を集めている。
「今一番好きな俳優(女優)」では、「橋本環奈」が2023年夏の特大号で1位を獲得し今回再び1位に選ばれた。昨年放送された「第74回紅白歌合戦」では2年連続司会を務め歌唱姿を披露し歌って踊れる姿が話題に。3位には本ランキング初登場の「出口夏希」がランクイン。4月24日スタートの山下智久主演フジテレビ系連続ドラマ「ブルーモーメント」に出演が決まっており、ネクストブレイク必見。
「一番好きな芸人」では「やす子」が1位を獲得。「はい~」というキャッチーなフレーズと自衛隊に入隊していた生い立ちや自作曲のラップが話題となり、愛らしい見た目とは違った一面を見せる「ギャップ萌え」が高校生から支持されているようだ。
「一番好きな声優」では、2023年秋の特大号に引き続き「梶裕貴」が1位を獲得。「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」で孤爪研磨役を演じるなど続々と話題作に出演し注目を集め続けている。今回初ランクインとなった「水瀬いのり」はアニメ「五等分の花嫁∽」で中野五月役を演じ一躍有名になった。
「一番好きなモデル・インフルエンサー」では、なこなこカップルとしてお馴染みの「なごみ」が1位を獲得。先日婚約を発表し、旦那さんとなった「こーくん」がプロポーズをする様子がYoutubeで公開されると400万回以上再生され多くの人が祝福した。婚約したことをきっかけに、更に注目を集めている。
「一番好きなYouTubeチャンネル・TikTokアカウント」では、「よにのちゃんねる」が2023年秋の特大号に引き続き1位を獲得。アイドルとしてステージに立つ姿とは裏腹に、素の4人の姿が見られると人気のようだ。それぞれの持つ個性と仲睦まじい姿に癒される人が続出しており、根強い人気を集めている。
「一番好きなキャラクター」では、2023年秋の特大号に引き続き「おぱんちゅうさぎ」が1位を獲得。まだまだ続くおぱんちゅブームは日本国内にとどまらず海外でも人気を集めているようで、かわいらしいうさぎのイメージを覆す不憫な姿が人気を集めている。
「一番好きな曲」では、「流行ってる物事」で3位にランクインしたアニメ「マッシュル-MASHLE-」の主題歌「Bling-Bang-Bang-Born」が1位を獲得。現在100万本以上の動画が投稿されており、社会現象となっている。続く2位には、二階堂ふみとチェ・ジョンヒョプが主演を務めた、TBS系列の連続ドラマ「Eye Love You」の主題歌、Omoinotakeの「幾億光年」がランクイン。ヒロインの相手役に韓国人俳優を迎えるのは民法GP帯での史上初とドラマが話題となり、主題歌も注目を集めた。
「一番好きなテレビ番組」では、「月曜から夜ふかし」が2023年秋の特大号から引き続き1位を独占。テレビ離れが進んでいる昨今だが、人気を集め続けている。2位には「水曜日のダウンタウン」が急上昇ランクイン。芸人たちが体を張って検証するコーナーが人気のようだ。
次に来ると思うトレンドには、韓国のバーガー&チキンブランド「MOM’S TOUCH(マムズタッチ)」や、韓国で人気の「リボンパン」、「マガジンポケット」で連載中のヤンキー漫画「WIND BREAKER」、Z世代に人気のアイドルグループ「FRUITS ZIPPER」や「CANDY TUNE」が所属するアイドルプロジェクトKAWAIILAB.より誕生した新グループ「SWEET STEADY」、新進気鋭のアーティスト「idom」などが選出された。