名古屋市内にあるスイーツの無人販売店で相次いでいた窃盗事件で、59歳の男が逮捕されました…逮捕の決め手は、支払い用の「箱」でした。名古屋市名東区にあるスイーツの無人販売店。冷凍のケーキや和菓子などが販売されています。
スイーツ無人販売店で相次ぐ窃盗事件 “犯行の規則性”に気づい…の画像はこちら >>
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(矢野司記者)「こちらの店には店員がいません。客はショーケースの中から商品をとり、現金やキャッシュレス決済で代金を支払います。レジには『無人の取り引きはお客様との信頼関係の上で成り立つ』と書かれています」
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3月22日午後0時半ごろの防犯カメラの映像には、店にやってきた青色の手提げ袋を持った男の姿が…帽子をかぶり、マスクをつけています。商品を袋に入れ、レジへ。代金を回収箱に入れて店を後にします。
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一見、普通の買い物に見えますが、実は…男が支払ったお金は、袋に入れた商品の代金より少なかったのです。
店のオーナーは「同じ男に商品を3回も盗まれた」と話しています。店のオーナーは、売上の金額と在庫の商品の数があわなかったため、警察に相談。
しかし、男がお金をいくら入れたのか、防犯カメラの映像だけではわからず、犯行を裏付けることができませんでした。
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そんな中…(矢野記者)「店のオーナーは防犯カメラの映像から、男の犯行に“規則性”があることに気づきました」これまでの犯行は午後0時半ごろに集中していたことから、店のオーナーは毎日、正午を過ぎると回収箱の中身を空にして男が現れるのを待ちました。そして4月に入って2回、男はオーナーの読み通り、午後0時半ごろに来店。商品の代金に足りない金額を入れ、店の外へ商品を持ち出しました。
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警察は4月12日、名東区の会社員、内藤実芳(ないとう みよし)容疑者(59)を逮捕。内藤容疑者はスイーツ2点、あわせて1150円相当を盗んだ窃盗の疑いがもたれていて、警察の調べに対し容疑を認めているということです。この店では同様の被害がほかにもあったということで、正当にお金を支払うよう訴えています。
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