「10年に一度」レベルの高温予想 1か月予報 全国的に気温高い 早めの暑さ対策を

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今日11日、気象庁はこの先の1か月予報を発表。この先1か月の気温は全国的に平年より高い見込みです。また、沖縄、九州~東北にかけてを対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。4月17日頃~この時期としては10年に1度レベルの高温予想。早い時期から暑さ対策を。
天気は短い周期で変化 この時期としては晴れる日少なめ

今日11日、気象庁からこの先の1か月予報(4/13~5/12)が発表されました。この先は、東・西日本を中心に、低気圧や前線の影響を、北日本では気圧の谷の影響を受けやすい時期があるでしょう。降水量は各地とも「平年並み」で、日照時間は「平年並みか少ない」予想です。春らしく短い周期で天気は変わり、晴れの天気はなかなか続かない見でしょう。特に、北日本は4月中旬ごろ、東・西日本は4月下旬ごろに、曇りや雨の日が多くなり、この時期としては晴れる日が少なくなりそうです。注意したいのが気温です。暖かい空気に覆われやすいため、「全国的に平年よりも高い」予想が出ています。
早くから暑さ注意 「10年に1度」レベルの高温予想も

気温はこの先1か月(4/13~5/12)を通して、全国的に高い予想ですが、中でも期間の前半に「かなり高くなる」見込みです。今日11日、気象庁は沖縄、九州~東北にかけて、広い範囲を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。沖縄・奄美、九州南部は17日頃から、九州北部は18日頃から、中国地方は19日頃から、また、四国、近畿、東海、関東甲信、北陸、東北は4月20日頃から、この時期としては「10年に一度」レベルの高温が予想されています。まだ4月だからと油断せずに、早い時期から熱中症対策が必要です。特に、暑さに弱いお年寄りやお子さんには、いつも以上に気を配って、こまめな水分補給をするように声掛けをしてあげましょう。今週末にかけても全国的に気温が高く、13日(土)・14日(日)は九州~東北まで最高気温が25℃以上の夏日が続出します。関東は15日(月)も東京都心を含む広い範囲で夏日が予想されています。まだ身体が暑さに慣れていない時期ですが、連日の夏日となる可能性があります。急な気温の上昇で体調を崩さないようにご注意ください。※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。
春から熱中症対策を あると便利な対策グッズ

まだ4月とはいえど、熱中症に油断ができません。春の行楽シーズン、レジャーなど外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。
春でも車内の熱中症に注意

外気温がそれほど高くない日でも、直射日光の当たる場所に車を駐車すると、車内温度が上昇する場合があります。2019年5月8日に屋外駐車場で実施した実験では、外気温が23.3℃~24.4℃であったにもかかわらず、直射日光の当たる場所に駐車した車は、計測開始時25℃だった車内温度が約2時間後に、軽ワゴン車で39.9℃、大型SUVで46.5℃を観測しました。真夏に比べると車内温度は少し低くなっていますが、車内は高温になっていました。(日本自動車連盟:JAFユーザーテストより)春でも油断は禁物です。短時間であっても、子どもやペットを車内に残して車から離れないようにしましょう。

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