(大石邦彦アンカーマン)神奈川県に住んでいた中学1年生の少年(13)です。この少年は、今この世にはいません。一体何があったのか。
新型コロナワクチンを接種し5時間後に死亡 13歳少年の“小さ…の画像はこちら >>
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「野球部」に入っていたこの少年は、新型コロナワクチンを接種した後に亡くなりました。2021年10月30日のことでした。この日は朝から部活動に行っていました。試合もあったそうです。部活動は午前7時~午後2時まで。体調の異変はなかったといいます。
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その後、帰宅し、午後5時頃に2回目のワクチン接種を受けるため、母親と一緒に集団接種会場に行きました。そして、午後7時過ぎに帰宅して夕食の準備を手伝っていたそうです。この後「そろそろお風呂に入ったら?」と母親は入浴をすすめます。ワクチン接種会場から帰る際、現場にいた看護師さんから「きょうは入浴しても大丈夫ですよ」というふうに言われたため「入浴してもいいんだと」と母親は思って、入浴をすすめたそうです。
しかし、なかなかお風呂から出てこない。扉を開けてみると、午後9時20分、風呂場で、顔を湯船につけるような形で、意識不明になっていました。救急車で搬送され、午後10時27分、病院で死亡が確認されました。
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病院で、心臓マッサージをしていた医師が1時間ほどした後に「もう息子さんは戻ってこないと思いますので、そろそろやめてもよろしいでしょうか」と言いに来たそうです。そのときに母親は最後一つだけ、「希望したいことがあります」と。「両親と少年の姉の3人で1人ずつ心臓マッサージをさせてください」とお願いしたそうです。母親、父親、そして姉の順番で1分間ずつ心臓マッサージをしたいと聞いています。助からないことはわかっていたそうです。
死体の検案書を拝見しました。死因は「溺死」と記してありました。新型コロナワクチン接種後だったという追加記載もありました。この医師は、「ワクチンとの関連は否定できない」と診断。解剖も行われています。解剖結果も見て、話も聞きました。医師は、血液が凝結した跡があるけれども、溺れて心臓が止まったのではなくて、心臓が「何らかの原因」で動きが悪くなって死亡したのではないかと見ているようです。この「何らかの原因」って何だと…少年の両親は、これが新型コロナワクチンではないかというふうに考えています。
2024年3月、生きていれば中学3年生で卒業シーズンです。「卒業式」の写真には、母親が少年の遺影を手にし、父親は卒業証書を手にする様子がうつっています…「たった1人の卒業式」、先生がこの場を設けてくれたそうです。
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このときの思いを綴った手記を母親からいただきました。
(母親の手記)先日、雨の激しい寒い中、息子の中学校の卒業式でした。同級生や不登校の学生さんの卒業式終了後、卒業証書を受け取りに中学校へ行きました。すると教室へ通され、息子だけの小さな小さな卒業式を執り行ってくださいました。卒業証書は息子に代わり、夫が受け取りました。思い返せば、初登校も雨でした。私と同じような背丈の息子は、ブカブカの学生服を着て、これからどう成長していくのか、楽しみでもあった入学式。参列は、1家庭1人まで、全員が「消毒」と「マスク姿」で「換気」、という過剰な感染対策が当たり前にされていた頃です。それでも、幼少期からのお友だちの制服姿は、急に大人っぽく感じ、感慨深いものでした。
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楽しみにしていた小学校の修学旅行や野球の試合、合宿の中止、声出し禁止など、制約ばかりの当時。限りある青春時代を思い切り謳歌して欲しかった。テレビではワクチン接種が進めば、当たり前の日常が戻ると言っていたし、大好きなばあばに会いに行けるはずでした。それがこんなことになろうとは。通った中学校はとても温かく、学校も野球部も先生方もお友だちも、母たちも皆さんにほどよく寄り添っていただき、卒業を迎えることができました。4月からは、お友だちも皆それぞれ高校へ歩み出します。新高校1年生には、息子ができなかった経験をいっぱいいっぱいしてほしいです。けれども、この先も予防のための薬剤で、これ以上苦しむ人がありませんよう強く願っています。このように書かれていました。
実は、厚労省の資料を見ると、この少年は「救済認定」が下りたのではないのかなと私は見ています。13歳の少年と思われる方が、厚労省の救済認定に掲載されていました。母親に連絡を取ったんですが、まだ厚労省、国から連絡はないそうです。では、どういう順番で本人に通知が来るのか調べてみました。
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まずは、厚労省の資料に掲載される。その後に、県に国から通知が来ます。そして、県から今度は各市町村に通知がいって、各市町村から本人、ご遺族に通知が行くという流れになっているそうなんです。ただ厚労省の資料に掲載されてから、それが通知されるまでは、どうやら2か月から3か月ぐらいはかかるようなんです。まだ厚労省のホームページで、救済認定が掲載されたばかりですから、もしこの13歳の少年だとしたら連絡がくるまでもうしばらく時間がかかるのかもしれませんが、ここはもう少しスムーズに教えてもらえないのかなと感じます。