ヨーロッパ生まれの「スーパー高性能消防車」仙台空港にデビュー 記念の目印も

羽田空港での衝突炎上事故もあったばかり。
仙台国際空港株式会社は2024年4月2日、消防車の入替えに伴い、ヨーロッパ製の高性能空港用化学消防車を導入すると発表しました。
採用されたのは、オーストリアの消防車両メーカーであるローゼンバウアー インターナショナル社製「PANTHER(パンター)」です。車体サイズは全長11.75m、全幅3.0m、全高3.7mで車両総重量は34t。容量1万500リットルの水槽、同650リットルの薬液槽、粉末消火薬剤は300kgを搭載するほか、総排気量1万6100ccのディーゼルエンジンを装備しています。
ヨーロッパ生まれの「スーパー高性能消防車」仙台空港にデビュー…の画像はこちら >>2021年10月14日、仙台空港で行われた航空機事故対処総合訓練に参加した既存の空港用化学消防車。これらは国産のモリタ製(乗りものニュース編集部撮影)。
配備は4月中旬からだそうで、それに向けて現在、慣熟訓練を進めており、来春にはもう1台を同型車両へ入れ替える予定だといいます。
ちなみに、今回、仙台空港に配備される車両は、ローゼンバウアー インターナショナル社が日本国内へパンターシリーズを納入する200台目の車両であり、それを記念するステッカーも貼付されているそうです。
なお、仙台空港には今回導入する「パンター」を含め、消防車両が3台配備されています。

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