日々の暮らしに欠かせない電子レンジ。その寿命は長くて10年ほどといわれていますが、10年経っていなくても買い替えの目安になるサインがあらわれることもあります。
もしかしたら、知らず知らずのうちに、電子レンジの寿命を縮める『間違った使い方』をしていたのかもしれません。
電子レンジの寿命や、長持ちさせるために避けるべきポイントなどを、関西電力グループの情報メディア『WITH YOU』からご紹介します。
電子レンジの寿命は、マイクロ波を放出し食品を温めるためのパーツである『マグネトロン』の寿命である10年前後といわれています。
電子レンジは、マグネトロンが放出するマイクロ波によって食材を温める仕組みとなっています。そのため主要パーツであるマグネトロンの寿命がそのまま電子レンジの寿命になるというわけです。
ただし、使用回数や電子レンジの置かれている環境などによって電子レンジの故障時期は変動します。電子レンジの寿命についてはあくまで目安であると理解しておきましょう。
電子レンジの寿命をできるだけ長くするには、日頃の使い方に注意するのが大切です。故障の原因となりそうなNG行動はできるだけ避けて、安全に使うよう心がけましょう。
ここからは、知らずしらずのうちにやってしまうことも多い『電子レンジを使う際のNG行動』について紹介します。
多くの家電製品で共通していることですが、高熱や湿気は電子レンジの故障を早める要因の1つです。
湿気や熱は、電子レンジが故障する原因の一つ。ガスコンロや炊飯器、電気ポットなど、湯気や熱の発生するものは遠ざけるようにしましょう。また、電子レンジ本体にアース線がついている場合には、正しく接地して漏電による感電事故を防ぎましょう。
WITH YOU(関西電力) ーより引用
電子レンジのような精密機器は、安定していて平らな場所に設置する必要があります。平らではない不安定な場所に無理に置くのは避けましょう。
電子レンジがちゃんと放熱できるよう壁際に密着させないように、壁から一定お距離を開けて設置しましょう。
使用後の電子レンジの内部には、油はねなどの汚れが飛び散ってしまうこともあります。
この汚れも、放置するとセンサーの反応が悪くなるなど故障の原因に。定期的に掃除を行いましょう。
アルミホイルなど、金属類は電子レンジに入れるのはNG。
電子レンジにアルミホイルなどの金属を入れて使用してしまうと、火花や大きな音が出る場合があります。これは、電子レンジのマイクロ波が金属に反応してしまうためです。
これによって電子レンジ庫内が傷つくこともあり、故障につながるおそれがあります。
WITH YOU(関西電力) ーより引用
アルミホイルのほか、金属のカトラリーや金属の装飾・塗装があるお皿も電子レンジで使うのは避けましょう。
なかに何も入れず空焚きすることも、マグネトロンの劣化を早め故障の原因となります。
電子レンジは食材中の水分子を振動させて熱を生み出す仕組みの家電です。水分量の少ない食材を加熱すると火や煙が発生し、電子レンジの故障につながることも。
電子レンジは、連続して長い間使い続けると放熱しきれず、本体が熱くなってしまいます。続けて使用したい時は電子レンジが冷めてから使うことを意識しましょう。
普段から何気なく使用している電子レンジですが、故障を早めるNG行動はいくつもあります。できるだけ長く使うためにも、日々の扱い方にもぜひ気を配ってみてください。
[文・構成/grape編集部]