初めて“2027年”を超える形でリニア中央新幹線の工期設定 JR東海が公表 山梨県駅など完成は2031年中

JR東海は4月4日、リニア中央新幹線について、今後の主な工事の発注見通しを公表。工期が初めて「2027年」を超えるかたちとなりました。
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JR東海が4日公表したのは、今後工事が予定されている山梨県駅や長野県内に建設する高架橋工事などの発注見通しです。それによりますと、中間駅の「山梨県駅」の工期は約80か月、長野県飯田市の高架橋は約70か月としています。いずれも2025年度に工事に着手し、2031年中の完成を見込んでいて、当初の開業予定だった「2027年」を超えるかたちで工期が設定されるのは初めてです。リニア中央新幹線を巡っては、静岡工区で着工の見通しが立っていないことから、品川―名古屋間の開業が2034年以降になると見られています。今回の工期の設定は静岡工区の遅れを踏まえたもので、JR東海は開業時期に影響を与えるものではないとしています。また、2031年に山梨県駅が完成したとしても部分開業は考えていないという考えを改めて示しました。JR東海は「静岡工区に1日でも早く着手する必要があり、双方のコミュニケーションを大切にしながら、真摯に取り組んでいきたい」とコメントしています。
CBC

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