働く20~30代が考える”自身の成長を妨げているもの”、2位「年功序列」、1位は?

エン・ジャパンが運営する『AMBI』は、「仕事を通じた成長実感」についてのアンケート結果を3月26日に発表した。調査は2023年3月2日~22日の期間、39歳以下のユーザー1,223名を対象に行われた。

はじめに、働く企業を選ぶ上で成長環境の有無を重視するかを質問すると、94%が「重視する(+どちらかといえば重視する)」と回答した。

その理由について、最多は「できる仕事の幅を広げたいから」(69%)だった。次いで、「自身の市場価値を高めたいから」(67%)、「昇給・昇格したいから」(50%)が続いた。

また、第3位の回答は男女で異なる結果に。男性の3位は「昇給・昇格したいから」(50%)だった一方で、女性の3位は「仕事人生を充実させたいから」(53%)がランクインした。

仕事を通じた成長実感があるかについては、66%が「ある(頻繁にある+ある+時々ある)」と回答。「ない( ほとんどない+全くない)」は34%だった。

続いて、仕事を通じた成長実感が「ほとんどない」「全くない」と回答した人に、それが理由で転職を考えたことがあるかを尋ねると、91%が「ある(+どちらかといえばある)」と答えた。

仕事を通じた成長実感が「頻繁にある」「時々ある」と回答した人に、どのような時に自分自身の成長を感じるかを聞くと、トップは「以前より難しい仕事をやり遂げた時」(53%)だった。

男女別で見ると、男性は「困難を乗り越えた時」が53%でトップに、女性は「以前より難しい仕事をやり遂げた時」「新しい知識やスキルを得られた時」が同率54%で最多だった。

実際に仕事を通じて成長を感じた具体的なエピソードについて尋ねると、「自ら考えた施策が数字として結果に表れた時」「今まで携わらなかった分野で対応できるようになったこと」「経験のないプロジェクトかつ短納期の依頼をやり遂げた」などの声が寄せられた。

現在の職場で、自身の成長を妨げていると感じるものについては、最多は「身近にロールモデルがいない」(45%)だった。また、男性よりも女性のほうが身近なロールモデルを重視している人が多いこともわかった(男性:41%、女性50%)。

2位は「年功序列の風土がある」(30%)、3位「職場内で協力し合う文化がない」(25%)と続いた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする