日本能率協会総合研究所は3月21日、フェイスケア編、ボディケア・ボディメイク編、ヘアケア編の3編からなる「美容調査2023」の結果を発表した。調査は2023年11月13日~18日、15歳~69歳の男女4,000人を対象に行われた。
まず、外見については、男性では異性からの評価、女性では同性からの評価が気になる傾向がある事が分かった。60代男性では、異性からの評価を気にしている割合が7割強にのぼっている。
女性では、同性からの評価が気になる割合が一貫して高く、年代が上がるにつれてその傾向は高まっている。60代では、8割半が同性からの評価を気にする事も分かった。
次に、部位別にどの程度「美容」を意識しているか調査したところ、男性では「口腔内・オーラルケア」が最多となり、次いで「髪の毛・ヘアケア」「顔・フェイスケア」「ボディケア・ボディメイク」が続いた。
女性では、「髪の毛・ヘアケア」「顔・フェイスケア」「口腔内・オーラルケア」「ボディケア・ボディメイク」の順で上位に。
理想の肌状態について尋ねると、男性では「ハリがある」「ニキビ・吹き出物がない」「脂っぽくない」「しみがない」「シワがない」、女性では「透明感がある」「ハリがある」「しみがない」「毛穴が目立たない」「キメ細かい」がそれぞれ上位となった。
髪・頭皮の悩みとしては、男女ともに「白髪」が1位に。次いで、男性は「髪が薄くなってきた」「抜け毛」「髪が細くなってきた」「フケがでる・でやすい」、女性は「くせ・うねりがある」「パサつき・乾燥」「抜け毛」「ツヤがない」が続いている。
買いたい理美容家電メーカー・ブランドについて聞いたところ、いずれの年代でも「Panasonic(パナソニック)」が1位となった。ただし、男性の50代~60代では、6割弱が「メーカー・ブランドは気にしない」と答えている。