春の訪れを告げる新潟のブランドイチゴ「越後姫」についてお伝えします。
4月中旬から出荷のピークを迎える越後姫。全体の90%が県内で消費され、毎年新潟に甘い香りを運んでくれますが…
【新潟中央青果 中山幸音さん】
「去年3月までの出荷量と比べて、だいたい1割減になっている」
気温の下がった3月の出荷量が去年の半分まで落ち込んだことで、価格も1割ほど上がっているといいます。その分、農家は品質の維持を徹底しています。
【長谷川珠子アナウンサー】
「白根産の越後姫を見ますと、糖度が10.5度以上あることを示すシールが貼ってあります。農家による徹底した糖度管理が行われ、これは甘さの証となります」
じっくり時間をかけて甘さを蓄えるよう、ハウスの温度管理を徹底、ほぼ全ての越後姫の糖度を10.5度以上に保っているといいます。
【新潟中央青果 中山幸音さん】
「糖度が高い印のシールがついたものは少し値段が張るが、とてもおいしいイチゴになっている」
市場関係者も太鼓判を押すイチゴ。
【長谷川珠子アナウンサー】
「果肉たっぷり!すごくジューシー。非常に濃厚な甘さで、噛むと果汁が弾けるように広がり、とてもみずみずしいです」
この甘さを余すことなく楽しむためには食べる直前にヘタを取ることが大切です。
【新潟中央青果 中山幸音さん】
「水洗いする前にヘタを取ってしまうと中に水分が入ってしまい、味がぼやけてしまったり、栄養が外に流れてしまう可能性がある」
また、表面の粒が果肉に埋もれているイチゴがよりみずみずしいといいます。
【新潟中央青果 中山幸音さん】
「新潟の春といえば越後姫ということで、みんなで食べて春の訪れを少しでも感じていただけたら」
越後姫の出荷のピークは4月末まで続く見込みです。