2023年12月、福岡県北九州市内で女性にわいせつな行為をしたなどとして、名古屋地検の検察事務官の男性が停職6か月の懲戒処分を受けました。
停職6か月の懲戒処分を受けたのは、名古屋地検・検察事務官の40代の男性です。名古屋地検によりますと、男性事務官は2023年12月、出張で訪れた北九州市内で、面識のない女性に背後から抱きつき、体を触るなどのわいせつな行為をしたほか、別の女性3人に痴漢やつきまとい行為をしたということです。
男性事務官は当時、酒に酔っていたといい、地検の聞き取りに行為を認めているということです。男性事務官は29日付で依願退職しました。
名古屋地検は「他人の非違を正し、その処罰を求める立場にある検察庁職員が本件のような行為に及んだことは誠に遺憾であり、被害者や関係者の方に多大なご迷惑をおかけし、検察に対する国民の信頼を損ねたことをお詫び申し上げます。当庁としましては、本件事件を深刻に受け止め、今後このような事案が発生しないよう、改めて職員に対する指導を徹底し、綱紀の保持と再発防止に努めてまいります」とコメントしています。