東千葉メディカルセンター、新たな告発文 通勤手当を不正受給か 東金市、調査命令

東金市の地域中核病院「東千葉メディカルセンター(MC)」を巡り、2020年秋以降の不正経営発覚後も不適切な給与支給が是正されていないことなどを指摘する告発文書が一部の市議らに送付されたことが27日、関係者への取材で分かった。設立団体の一つの東金市は同日、同病院を運営する地方独立行政法人「東金九十九里地域医療センター」に地方独立行政法人法に基づき、今回の告発内容について調査し、結果を報告するよう命じた。
同病院を巡っては、20年に不適切業務などが常態化していると指摘する文書がインターネット上で出回った。弁護士らで構成する第三者委員会による調査などを経て、一部職員に対する不当に高額な給与支給や不適切な業務委託が判明。22~23年に元職員らから逮捕者が出ていた。
新たな告発文書は元職員による通勤手当の不正受給疑惑なども指摘。東金市はもう一つの設立団体の九十九里町と協議し、同法人に対して今回の告発文書に添付された内部資料の原本保全や、事実関係の調査を行った上、4月18日までに結果を報告するよう命じた。
東金市からの調査報告命令を受け、同病院の担当者は「告発内容を精査の上、期限までにできる限りの調査に努める」とコメントした。不正な給与支給を受けた元職員らに対し不適切分の返還を請求し、応じない元職員には不当利得の返還を求める訴訟を起こしている。
同市議会の病院問題検証特別委員会も再開する方針で、清宮利男委員長は「(今回の告発内容が事実なら東千葉MCの)健全化がまだ進んでいないということに非常に残念に思った」と語り、全容解明に努める考えを示した。

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