東京電力は28日、柏崎刈羽原発7号機について再稼働に必要な検査の一環として早ければ4月15日に核燃料を入れる作業を開始することを原子力規制委員会に申請すると発表しました。
柏崎刈羽原発を巡っては、2021年にテロ対策上の不備が相次いで見つかり、原子力規制委員会が事実上の運転禁止命令を出していましたが、去年12月に命令が解除されていました。
これを受け、東京電力は再稼働に必要な検査の一環として早ければ4月15日にも原子炉に核燃料を入れることを原子力規制委員会に申請すると発表しました。
燃料を入れた後は、プラントの健全性について確認を進める予定で、緊急時の即応体制を強化するため、宿直体制は8人から51人に増員するとしています。
原子力規制委員会の承認が得られたあと、作業を開始する予定で稲垣武之所長は「再稼働については地元のご理解が大前提と言うことは変わらない」と強調しました。