間一髪!延焼前に80代男性救う 隣接するアパートで火災 近所の3人、玄関ガラス割り寝ていた男性連れ出す 市川市消防局から感謝状

近所で発生した建物火災で、逃げ遅れるところだった80代男性を協力して自宅から連れ出し、人命救助に貢献したとして、市川市消防局(角田誠司消防局長)は市川市田尻、主婦、石川恵美子さん(62)ら3人に感謝状を贈った。
ほかの2人は、石川さんの次女でフリーの映像ディレクター、夕紀さん(33)と、近くに住むアルバイト、川野康弘さん(76)。
同消防局などによると、3人は2月1日午後9時過ぎ、木造アパートの火災が隣接する80代男性の家に燃え移ろうとする際、家の前に駆け付けた。声をかけたが反応はなく、夕紀さんが石で玄関のガラスを割って鍵を開け、川野さんと2人で2階に上がり、寝ていた男性を起こして屋外に避難。アパートは全焼、男性宅も半焼したが、本人にけがはなかった。
男性は日頃から元気だが、1人暮らしで高齢なため、3人とも気にかけていたという。石川さんは「何かあれば助けなきゃと思っていた。無事で本当によかった」。川野さんは「煙にやられたら大変なことになるところだった」と振り返った。

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