最新の桜開花・満開予想 昨年より大幅遅れ 東京は29日開花 4月上旬に見ごろ多い

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今日27日、日本気象協会は「2024年桜開花・満開予想(第6回)」を発表。3月は寒気の影響を受けやすく、冷たい雨が続いたため、桜の生長は足踏み。西日本や東日本の桜の開花は、昨年より大幅遅れ。東京は昨年3月14日の開花より2週間以上遅い29日に開花予想。大阪は31日の予想。
開花・満開の傾向

開花を目前にして、春への移ろいは足踏みしています。3月以降、気温は全国的に平年より低くなる日が多く、16日~17日ごろには一時的に20℃を上回る春の陽気になったところもありましたが、その後は冬の寒さを感じさせるような日や雨天が続き、予想より桜の花芽の生長が鈍くなっているものとみられます。このため、西日本・東日本の各地では、開花が昨年より大幅に遅れるところが多く、平年と比べても3日以上遅くなる地点も出てきています。ただ、今週末30日~31日ごろにかけては、ところによっては最高気温が25℃に迫るような、初夏の陽気も予想されています。開花が遅れていた西日本・東日本の各地も、このタイミングまでに開花となるところが多いでしょう。なお4月以降、北日本では気温は平年より高く推移する見込みです。そのため桜の花芽は順調に生長し、開花・満開ともに、北日本では平年より早いところが多いでしょう。今年の桜の開花は、3月12日に高知県の宿毛市から始まり※1、気象台の標本木では、23日に高知市で開花しました。27日12時現在までに福岡市や熊本市など、計11都市から開花の便りが届いています。4月に入ると、桜開花前線はさらに北上し、4月2日には仙台で、12日には秋田で、18日には青森で開花する見込みです。4月下旬には北海道へ到達し、札幌では26日に開花するでしょう。また、桜の満開は、3月29日の都城市※1からスタートする予想ですが、3月末までに満開となるのは開花の早い一部の地域に限られるでしょう。4月に入ると各地で満開を迎え4月上旬は九州から東北南部にかけての広い範囲で満開ラッシュとなるでしょう。【※1】宿毛、都城は気象台の標本木ではなく、自治体・公園などの協力機関から観測データを得ている日本気象協会の独自地点です。
今日27日 東京・靖国神社の桜は?

写真は今日27日の東京都千代田区・靖国神社にある桜の標本木の様子です。午前10時の情報では、東京・靖国神社にある桜の標本木は昨日26日より先端がピンクっぽくなっていますが、まだ1輪も咲いていないとのことです。ただ、東京は明日28日から29日にかけて雨が降った後、土日は25℃に迫るような季節先取りの暖かさとなる見込みです。急な暖かさで、桜の開花が一気に進むでしょう。お近くの桜の木々にも、ぜひ注目をしてみてください。
言葉の説明
平年:1991~2020年の平均値かなり早い :平年よりも7日以上早い早い :平年よりも3日から6日早い平年並 :平年との差が2日以内遅い :平年よりも3日から6日遅いかなり遅い :平年よりも7日以上遅い

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