松戸市、不適切保育を認定 保育士が両手押さえ大声で叱る 市内の保育園

松戸市は25日、市内の「梨の花保育園」で保育士が園児の両手を強く押さえつけ大声で叱る不適切保育があったと発表した。現役職員らが2月に「約20件の不適切保育があった」と市に通報、調査を求めていた。市は同日付で同園を運営する社会福祉法人に再発防止を求める市長名の通知を渡した。
市は同園に計5回の立ち入り検査などを実施。その結果、物を投げるなどしていた5歳クラスの男児に対し、20代の女性保育士が両手を強く押さえて「怒られないと思ったら大間違いだよ」などと大声で叱った事案を不適切保育と認定した。同園では22年1月に保育士が園児に針を見せ「口を縫う」と発言する不適切保育があったことも判明している。
市では職員らからの情報提供について「2件のほかに、こども家庭庁のガイドラインで不適切保育と分類される事案はなかった」としている。

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