日産「クリッパー」が車名変更&仕様変更! どう変わる?

日産自動車は「NV100クリッパー」「NV100クリッパー リオ」の一部仕様変更を実施し、「クリッパー バン」「クリッパー リオ」に車名を変更して発売した。

○クリッパーのトランスミッションが変わる?

今回の仕様変更では、「クリッパー バン」「クリッパー リオ」の両モデルで、これまでトランスミッションが4AT/5AGS(5速オートギヤシフト)だったグレードに無段変速システムのCVT(Continuously Variable Transmission)を採用。「クリッパー リオ」はあわせて、フルタイム4WDからパートタイム4WDへと変更し、通常走行で使用する2WDに加え、路面状況に応じて2WDから4WDまで自動的に駆動力を制御する「4WD AUTO」、農地や山の未舗装路などで力を発揮する「4WD LOCK」の3モードに切り替えられる電子制御式4WDを搭載した。

「クリッパー バン」にはオートエアコンやオートスライドドアを標準装備した「GXターボ」を再設定。「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」(衝突被害軽減ブレーキ)や「踏み間違い衝突防止アシスト」をはじめとする先進安全技術を全車標準装備とした。ボディカラーでは新たに「デニムブルー」「クールカーキ」「モスグレー」「スノーパールホワイト」が選べるようになった。

「クリッパー リオ」はLEDヘッドランプを全車標準装備。ボディカラーには「デニムブルー」「モスグレー」を追加した。

価格は「クリッパー バン」が133.32~200.2万円、「クリッパー リオ」が195.36~218.13万円。

なお、日産自動車の関連会社である日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)では3月26日、「NV100クリッパー リオ」をベースにしたライフケアビークル(LV)「チェアキャブ」に一部仕様変更を実施し、クリッパー リオ「チェアキャブ」に車名を変更して発売した。

クリッパー リオ「チェアキャブ」は車両後部から車いすのまま車内に乗り込めるよう、操作が簡単な手動式のスロープと車いすの乗り降りを手助けする電動ウインチを装備した福祉車両。今回の仕様変更ではベース車と同様、トランスミッションを4ATからCVTに変更し、4WD車ではフルタイム4WDからパートタイム4WDへの変更を行った。

さらにLEDヘッドランプや前方に加え後方にも機能する「踏み間違い衝突防止アシスト」、後席左側オートスライドドアを全車標準装備とし、安全性や利便性のさらなる向上を図った。

クリッパー リオ「チェアキャブ」の価格は229万円。

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