17年ぶりの新定番「キリンビール 晴れ風」登場! 内村光良さんも「飲んでいて気持ちがいいビール」と感動

キリンビールが4月2日、新たなビールブランド「キリンビール 晴れ風(以下、晴れ風)」を発売する。スタンダードビールの新ブランドとしては実に17年ぶりの新商品となる。

発売に先駆け、3月26日にはメディア発表会が実施され、キリンビールの堀口英樹社長や開発担当者、新CMに出演中の内村光良さんらがゲストとして登壇。「晴れ風」の開発エピソードや味の感想などについて語った。

○■「飲みごたえ」と「飲みやすさ」の両立を目指した新ビール

キリンビールがこの春から展開する「晴れ風」は、「ビールのうまみや飲みごたえ」を求めつつ、一見相反しそうな「飲みやすさ」にもこだわった新定番ブランドだ。

飲みごたえと飲みやすさを両立するため、余計な副原料は使わず、麦芽を100%使用することで雑味の少ないきれいな味わいを実現。日本産の希少ホップ「IBUKI」を使用することで爽やかな柑橘の香りも引き出したという。

堀口社長は、「これまでも時代に合わせてさまざまなビールを生み出してきたが、ライフスタイルや価値観の変化を背景に、お客さまの考え方や行動基準はめまぐるしく変化している。そんな時代だからこそ、今の価値観に合ったビールをお届けしたかった」と商品開発の背景を説明する。

そのうえで、「新しいビールブランドとして、自信を持ってお届けできる商品が誕生した。プロジェクトの推進には、これからの時代を担う入社5年目の社員を起用するなど、新しい取り組みにもチャレンジした」と明かし、「『晴れ風』を『一番搾り』に次ぐ第2の柱に成長させるべく、初年度の販売目標数は約430万ケース、将来的には『一番搾り』の約半分以上を目指していきたい」と意気込みを語った。

発表会には商品開発を担当したマスターブリュワーの田山智広氏とマーケティング部商品開発研究所 中味開発グループの東橋鴻介氏も登壇。

田山氏は「新しい時代の新しいビールを、若い人たちに自由な発想で作ってほしいと考え、商品開発は若手ブルワーに託した」と明かし、商品が完成した際は「これはいけるな、と勝利を確信した。五感を駆使して全身で味わってほしい」と感想を口にした。

入社5年で新たな看板商品の開発を担うことになった東橋氏は、その過程について「決して順風満帆ではなかった」と振り返りながらも、「麦芽100%を使用し、麦の旨味、香り、甘さが感じられつつ、重すぎない味わいを目指した。ホップは柑橘の香りが特徴的な『IBUKI』を50%以上使用し、仕込過程、発酵工程では酸味や苦みを抑え、まろやかで飲みやすい味を実現できるよう工夫した」とこだわりを披露。「飲みやすさに振り切った、新しいアプローチの商品になった」と自信を覗かせた。
○■内村光良さん「飲んでいて気持ちがいいビール」

この日はゲストとして、「晴れ風」CMに出演中のタレントの内村光良さん、天海祐希さん、今田美桜さん、目黒蓮さんらが登場。壇上で改めて「晴れ風」を片手に乾杯した。

350ml缶を一気に半分ほど飲み干した内村さんは、「今日の仕事はこれ一本なので」と笑みを浮かべ、「本当に晴れやかな風のような味が体の中を駆け抜けていく。飲んでいて気持ちがいい」と語った。

天海さんは「晴れ風」について、「ちゃんと『ビールです』っていう主張があるけど、ビールを飲み込んだあとにスパンッと切れるキレ味もある。みなさんにも早く経験していただきたい」と話し、「新しい季節、新商品、これからの時代……そんな新しいワクワクが感じられる。これからもこんなビールを飲んで『美味しい! 』って言える自分でいたいと思う」とまとめた。

今田さんは、「このビールの醸家は私の同年代が中心となって行っていると聞いて、そういうフレッシュさも『晴れ風』に乗っているのかなと思う」とアピールし、「爽やかだし、これからの春にもぴったり。飲んだ後に深呼吸したくなるような気分になれる」と話した。

「本当においしい、これ。マジです」と力を込めたのは目黒さん。「ビールの余韻を楽しむのが好きなので、これから暖かくなったらベランダで風を感じながら飲んだり、花見をしながら飲んでみたいと思った」と主張。「この気持ちをどう言葉で表せばいいか探しちゃうけど、『晴れ風』という名前がぴったり。みなさんとこの美味しさを共有できる日を楽しみにしている」と希望を語った。

「晴れ風」は「晴れ風ACTION」と題し、社会貢献にも取り組む方針。主に“日本の風物詩”の保護を目標に全国の自治体などと協力し、売上の一部を時期ごとに「桜」や「花火」などの支援活動へと当てるという。

猿川佑 さるかわゆう この著者の記事一覧はこちら

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする