キャサリン妃の公表受け専門家が解説 「大切な人の病気を子供たちにどう伝えるか?」

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先日、イギリス王室のキャサリン妃が自身のガンを公表し、世間に大きな衝撃を与えた。まだ幼くてかわいい3人の子供がいる彼女にとって、どれほど受け止め難い事実だったことだろう。
この「大切な人の病気を子供たちにどう伝えるか?」という難題について、ある専門家が『NEW YORK POST』で明かしている。

解説しているのは、アメリカ・マサチューセッツ州在住のエリザベス・ファレルさん。彼女はボストンにあるガン治療および研究機関「ダナ・ファーバー・癌研究所」で、臨床ソーシャルワーカーとして勤務している。
自身や周りの家族といった大切な人の病気が発覚した場合、どのようにして子供に伝えるのが最適なのだろうか?
エリザベスさん曰く、病気を告知されてから、まずは時間をかけて自身でそれを受け止め、今後何が起こるのか、また治療法などについて整理することが大切だという。

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その後、子供たちとゆっくり過ごせるタイミングで、病気について明かす。金曜日の夜や週末がお勧めだそうだ。
家族会議のような神妙で重い雰囲気は子供たちの不安を余計に煽ってしまうため、テレビを見ながらなど、なるべくリラックスしているときが最適だ。
そして子供たちが情報を処理し、意見や感情、心配事などを共有できるよう、普段より多く親子での時間を作ってあげることが良いという。

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また「情報量は子供の年齢によっても違ってくる」と語るのは、セント・ジュード小児研究病院のケンドラ・パリス医師だ。幼い子には、明確で基礎的な内容を端的に。
一方である程度の年齢になると、ガンといった病気の基礎知識をすでに知っている子もいるが、その分「死んでしまう」などの誤解も生まれやすい。
いずれにしてもなるべく多くの情報を伝え、今後の治療や患者に起こりうる影響について明かすことは大切だそうだ。

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子供のほかにも、学校の教師や特に親しい人に事情を説明することが必要だ。子供たちは敏感で、現在何が起こっているかによって、生活態度に変化を見せることがあるからだ。
明かすことにより、多くの時間を過ごす学校で子供に注意を払ってもらい、変化に気付いてもらうことができる。
ケンドラさんは「親だけでなく、周囲からの温かい支援も必要。子供たちに余計な不安や誤解を与えないよう、オープンな対話をすることが大切です」と述べている。

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