強い日差しのカットや防犯対策などの目的で、カーテンを閉めっぱなしにしている人もいるでしょう。しかし場合によっては、思わぬデメリットが生じることもあるそうです。
カーテン通販専門店・aiika(アイカ)の公式ブログでは、カーテンを閉めっぱなしにするデメリットについて解説しています。
湿気の多い時期や冬などは窓に結露が発生しやすくなるもの。カーテンを閉めっぱなしにしていると、窓の結露がカーテンに付着し、カビが繁殖する恐れがあります。
カーテンを閉めていると日光が室内に入りません。室内が暗いために1日中照明をつけておく必要があり、そのぶん光熱費がかかってしまいます。
また冬場の場合は、日光が室内に降り注がないために室温が上がりにくいことも。室温を上げるためには暖房器具をつける必要があり、結果として光熱費が上がる可能性があります。
日光が当たらない部屋で過ごしていると、気分が落ち込みやすくなるそうです。これは人間の身体や心が、日光の影響を受けることが関係しています。
日光を浴びることで分泌が増える「幸せホルモン」とも称されるセロトニンの分泌が減るため、ストレスやイライラを感じやすくなりネガティブな状態になりやすくなることも、気持ちが落ち込む一因となります。
アイカ公式 ーより引用
日光が足りないと悪影響を受けるのは人間だけではありません。ペットや植物も人間と同様に日光が必要です。
紫外線には、皮膚を殺菌する効果があるといわれています。しかしカーテンを閉め切っていると、ペットが紫外線を浴びられません。
また室内で植物を育てている場合、植物に日光が当たらないことで十分に成長しない可能性があります。
防犯やプライバシー保護の目的でカーテンを閉めっぱなしにしている人もいるかもしれません。しかしかえって逆効果になってしまう可能性も。
カーテンを閉め切っていると『不在』と思われ、逆に空き巣の標的にされる危険性が高まってしまいます。
特に一人暮らしの人は注意が必要です。不在だと思われないよう、定期的にカーテンを開けるようにしましょう。
どうしても閉めっぱなしにしておきたい事情がある人もいるでしょう。その場合は、目的に合ったカーテンにつけ替えるのも1つです。
・カビを防止したい場合:抗菌カーテン
・目隠ししつつ日光を確保したい場合:日中はレースカーテン、夜間はドレープカーテン
カーテンを閉めっぱなしにすることは、さまざまなデメリットがあります。様子を見ながら少し開けておいたり、閉めっぱなしでも使いやすいカーテンを選んだりしてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]