合宿先の温泉旅館で乱痴気騒ぎし大炎上 神戸大バドミントンサークルメンバーが払う大きな代償

関西の国立の名門・神戸大のバドミントンサークル「BADBOYS」の学生が、合宿先の温泉旅館で乱暴狼藉をはたらく動画がネット上で公開され、世間から猛バッシングを浴びている。大学側は当事者たちの厳重な処分を検討中だ。
問題の動画は春合宿で撮影されたもの。廊下で胴上げをして天井に複数の穴を開けたり、障子を破って8人の男女がそこから顔を出し、笑顔で記念撮影。キムチを壁に投げつけて汚し、黒ずんだ足の裏に米粒をつけてカメラに向けたり、宿の備品を勝手に持ち去る不届き者もいた。18日にアップされた乱痴気動画は瞬く間に拡散され、大炎上した。
やりたい放題やられた富山県砺波市の温泉旅館は、日刊ゲンダイの取材に対し、「被害があったことは事実ですが、被害額については控えさせていただきたい」とした上で、こう続けた。
「ご本人たちも行為を認め、今は賠償の話を進めているところです。この方々に関しては毎年、利用されているわけではなく、今回が初めてです」
■大学にも抗議が殺到
大学側は学生たちと旅館への謝罪や弁償の協議を進めるとしている。
飲食店などで迷惑行為を撮影してSNSで拡散。企業側から訴えられ、社会的な問題となり、制裁を受けるケースが相次いでいる。学生たちにはどういう処分が下されるのか。
「現在、学生から聞き取り調査を行っているところです。それに基づいて厳重な処分も含めて厳しく対応します。話を聞く限り、学生たちは真摯に対応していて、反省の弁も述べています。対象となる人数については、まだ正確に把握できていません。一般人からの抗議? 叱咤激励を含めてたくさんいただいております。今回の件は大きな問題ですので、大学側で厳格に事実確認を進め、処分や今後の対策を含めて検討させていただきます」(神戸大広報課)
謝罪や被害弁済だけならまだしも、停学や退学を含めた重い処分も考えられ、就職活動にも影響が出る。すでにネット上では、サークルに所属するメンバーの写真が、ボカシなしの状態でさらされている。
本人たちもようやく事の重大さに気づいたはずだが、いくら反省の弁を述べたところで、もはや後の祭り。拡散された画像は半永久的に残る。度を越した悪ふざけの代償は、あまりにも大きい。

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