たまごの上下、どっち? JA全農の解説に「初めて知った」

普段何気なく食べているたまご。実はたまごには、上下があるということを知っていましたか。
新鮮でおいしく、 安心な商品と高品質なサービスを提供している『JA全農たまご株式会社』が公式サイトにて、『たまごの上下』について解説しています。
そもそもたまごには上下があるのでしょうか。たまごはよく見てみると、尖ったほうと丸いほうとに分かれています。
尖ったほうを『鋭端』、丸いほうを『鈍端』と呼び、スーパーなどに売っているたまごは大体、この『鋭端』を下としてパックに詰められているでしょう。
たまごの鋭端を下としてパックに詰めている理由を解説していきましょう。理由は、主に2つあります。
1つ目の理由は、たまごの鋭端を下とすると衝撃を抑えられるためです。
たまごはパックに詰められているとはいえ、割れやすいもの。衝撃には特に気を付けなければなりません。また、たまごを運搬する時やたまごのパックを置いた時などには、少なからず衝撃が生まれます。
このような衝撃から割れやすいたまごを守るために、たまごの鋭端を下にしているのです。
2つ目の理由は、たまごの品質劣化を遅らせるためです。
また、通常鈍端に気室と呼ばれる空気の部屋ができますが、こちらを下にすると気室が卵内を移動してしまい、品質劣化を早めてしまうと言われています。
JA全農たまご株式会社公式 ーより引用
そのため、自宅でたまごケースなどに移し替えて保管する際も、『鋭端』を下にしたほうがいいでしょう。
以上2つの理由から、たまごは尖ったほう(鋭端)が下に、丸いほう(鈍端)が上にされてパックに詰められて販売されています。では、たまごが鶏から産み落とされる時は、上下どちらから産み落とされるのでしょうか。『JA全農たまご株式会社』は、以下のように回答しています。
ちなみに、たまごは通常鶏から産まれるときに鋭端から産み落とされます。鶏の体内の卵殻腺部(殻が形成されるところ)では、85~90%の確率でたまごの鋭端が出口方向を向いています。パックに入って売られているたまごは「GPセンター」という施設で、たまごがまっすぐ転がらない性質を活かした方向転換装置で向きをそろえています。
JA全農たまご株式会社公式 ーより引用
たまごには上下が決まっており、たまごの割れやすさや品質がきちんと考慮されていることが分かりました。スーパーなどでたまごを見かけた時は、ぜひ確認してみてください。
[文・構成/grape編集部]

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