千葉敬愛短期大学(佐倉市山王)は20日、系列校の敬愛大学がある稲毛キャンパス(千葉市稲毛区穴川)に新年度から移転するため、現在の佐倉キャンパスで式典「佐倉キャンパスありがとうの会」を開いた。在校・卒業生や教職員約500人が出席し、同市での開校37年の歩みを振り返り別れを惜しむとともに移転後の発展を願った。
学校法人千葉敬愛学園が運営する同短大は1950(昭和25)年、小学校教員養成の教育科を設置する全国唯一の短大として創立。八日市場町(現匝瑳市)にあったキャンパスは59年に千葉市稲毛区、87年には佐倉市に移った。2001年には保育士養成課程を開設し、これまでに卒業生約2万4千人を輩出している。
現在の佐倉キャンパスは築40年近くを迎え施設の老朽化が進んだことから、稲毛キャンパスへの集約が決まった。学生の利便性向上や同キャンパス内の敬愛大と敬愛学園高校との連携強化も見据えているといい、移転後に名称を「敬愛短期大学」に変更する。
この日の式典では、移転決定後に佐倉キャンパスのため教員が特別に作詞・作曲した『ありがとう~また逢う日まで~』を全員で合唱。同短大マスコットキャラも登場し学びやへの感謝の気持ちを込めた寸劇も演じられ、市内で紡がれてきた歴史にそれぞれ思いをはせた。
式典には熊谷俊人知事がビデオメッセージを寄せ、直前の卒業式では西田三十五市長が祝辞。中山幸夫学長は「地域に支えてもらい今の短大がある。連携協定を結ぶ市とは別の形で関係を継続し、移転後も良質な人材を社会に送り出したい」などと話した。
移転後は同キャンパスでグラウンドなどのスポーツ施設を系列校等で活用する予定。その他の跡地利用は未定。