沖縄県宜野湾市にあるアメラジアンスクール・イン・オキナワに通う近藤慧嵐(けいらん)さん(15)はこのほど、英検1級に合格した。仲田丘校長によると同スクールでの1級合格は初めて。一般の学校で中学3年に当たる近藤さんは「合格できると思わなかったからうれしかった」と喜んだ。
父がカナダ人、母が日本人の近藤さんは中1の学年の時に沖縄へ。母の勧めでその年に準1級を受けて合格した。1級合格を目指して世界情勢を学ぼうと、英字ニュースをインターネットで読み、1月に3度目の試験で合格した。
沖縄に来た当初は漢字や周囲と話すことが難しかったというが、在籍する嘉数中で昨年度の後半からバスケットボール部へ入部。近藤さんは「それから人と話せるようになった」と語る。仲田校長は、近藤さんの成長は「在籍校である嘉数中の協力と理解が本当に大きかった」と感謝した。
宜野湾高校に推薦入学が決まっている近藤さんは「高校ではもっと日本語力と英語力を身に付けたい」と意気込んだ。(中部報道部・伊集竜太郎)