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JAL(日本航空)が2024年3月21日、国内線の新型機として「エアバスA321neo」を導入すると発表しました。同社にとっては、現在の主力機のひとつ「A350」以来、2タイプ目のエアバス機の採用となります。導入開始は2028年を予定しています。
JALが新型機「エアバスA321neo」導入決定! どの路線…の画像はこちら >>JALの旅客機(乗りものニュース編集部撮影)。
A321neoの導入機数は11機で、現行のボーイング767-300ERの後継として、おもに羽田発着の国内線を中心に運航されます。JALの斎藤祐二専務によると、A321neoは767-300ERより小さいモデルで、小型化をすることで需給を適合させ、国内線事業での収益性向上などを図るといいます。
A321neoは、現在、世界中で70以上の航空会社により1万機以上の受注を受けるヒット機「A320neo」の胴体延長タイプ。エアバスの「A320」シリーズは世界で最も売れている旅客機シリーズではあるものの、JAL本体としては、初のA320シリーズの導入となります。燃費の向上した最新エンジン(LEAP-1AまたはPW1100G-JM)を搭載し、従来機であるA321ceoに比べて燃料消費量およびCO2排出量約15%削減が見込まれ、優れた経済性・環境性を有しているとのことです。
A321neoには「エアバス・エアスペース」と呼ばれる客室仕様を採用。機内の開放感が高まり、快適性が向上しているといいます。また、静音性の高い最新のエンジンにより、機内の静粛性とともにICAO(国際民間航空機関)の定める航空機の騒音基準において最も厳しいChapter 14の基準に合致しているとしています。