ノロウイルスによる集団食中毒で客や従業員21人が下痢やおう吐を発症【新潟・柏崎】

柏崎市の飲食店でノロウイルスによる集団食中毒が発生し、21人が下痢やおう吐などを発症しました。患者は全員快方に向かっているということです。

県によりますと3月18日、患者の職場の上司から柏崎保健所に「3月16日に柏崎市内の飲食店『食菜や せん乃』を利用した複数人が胃腸炎症状を呈している」という旨の連絡があり、保健所が調査した結果、3月16日に『食菜や せん乃』を利用した4グループの21人に翌日午後6時ごろから下痢や発熱、嘔吐などの症状が出ていたことが判明しました。

検査の結果、客13人と従業員3人の合わせて16人の便からノロウイルスが検出されました。

柏崎保健所は症状が出た客が同じ飲食店で食事をしていたことや、客や従業員の便からノロウイルスが検出されたこと、医師から食中毒の届け出があったことから、『食菜や せん乃』が提供した食事を原因とする食中毒と断定しました。

患者は全員快方に向かっているということです。

県によりますと3月21日時点で県内における食中毒は9件発生していて、昨年の同じ時期に比べると発生件数は2倍以上となっています。

このうちノロウイルスが6件と特に多くなっていて、県は手洗いの徹底など注意を呼び掛けています。

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