久保田智子さん、姫路市教育長に就任 TBS女子アナ、記者から転身 市長「行動力が高い」

TBSの久保田智子元アナウンサー(47)が、来月1日から兵庫県姫路市の教育長に就任することが19日、分かった。この日の市議会本会議で、賛成多数で承認された。
久保田氏は2000年にアナウンサーとしてTBSに入社。堅実なアナウンス力で看板番組「NEWS23」のメインキャスターを務めるなどエースとして活躍した。結婚を機に17年にいったん退社してから活動の幅を広げ、報道記者である夫の赴任地・米国へ。コロンビア大でオーラルヒストリーを専攻して、同大学院で修士号を取得。20年に同局に報道記者として復職し、孫世代が祖父母に戦争体験を聞きSNSで発信する「#きおくをつなごう」プロジェクトを立ち上げた。
教育長就任のきっかけの一つになったのは、非常勤講師就任。姫路市の中高一貫の私立学校で講座を担当した。月に1度、コミュニケーションなどについて講義。清元秀泰市長は「実践力、行動力が高い久保田さんに教育の仕事を託してみようと思った」と起用理由を説明する。
また久保田氏は、19年に特別養子縁組で女の子の赤ちゃんを家族に迎えており、テレビ番組でも経験をたびたび伝えている。市の担当者は「姫路に何度もお越しになっていることはもちろん、養子縁組のご経験や現役の子育てされている経験、広島に住んでいたこともあって平和教育にも力を入れていらっしゃることから、市の方からオファーさせていただきました」と明かした。
久保田氏はTBSを31日付で退社する。同局は「3月末で辞めるのは事実です」と認めた。同市によると、任期は3年。更新も可能だという。
◆久保田 智子(くぼた・ともこ)1977年1月24日、神奈川県生まれ。47歳。東京外国語大学卒業後、2000年にTBS入社。アナウンサーとして「どうぶつ奇想天外!」アシスタントや、「報道特集」キャスターを務める。15年に日本テレビの政治部記者と結婚、17年にTBSを退社し、20年に復職した。血液型A。

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