元衆院議員・秋元司被告、衆院補選出馬 IR汚職で公判中 公選法違反・柿沢未途被告の議員辞職に伴い開催の東京15区で

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)をめぐり収賄などの罪に問われた元衆院議員・秋元司被告(52)が20日に都内で会見を開き、公選法違反の罪に問われた柿沢未途被告(53)の議員辞職に伴う衆院東京15区補欠選挙に立候補することを宣言した。
秋元氏は2019年12月に収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕され、保釈中の20年8月には証人を買収しようとしたとして組織犯罪処罰法違反容疑で再逮捕。東京地裁は21年9月、懲役4年、追徴金約758万円の実刑判決を言い渡した。その後も議員を続けたが、同10月の衆院選には出馬しなかった。
今月22日には、東京高裁で2審判決を控えている。10分遅れで会見場に現れた秋元被告は「無罪を勝ち取れると信じている」とした上で、有罪、無罪にかかわらず出馬すると宣言。もし有罪なら無所属で出馬するとした。拘置所から選挙活動する覚悟もあるのかとの問いには「それに尽きると思っています」と明言。一方で、無罪を勝ち取った場合は自民党の公認申請を目指す予定で「都連の人にも、そういう話だけはしている」と話した。
選挙の争点については「私みたいな者が出ないために、なぜえん罪が出るのか司法制度改革を1つの焦点にしていきたい」。さらに「政治不信をどう払拭するか。パー券問題ありますから、政治資金収支報告書、改正が問われる選挙なのかなと」とも話した。秋元被告は自民党二階派の衆院議員だったが「派閥からの寄付は受けているが、不記載はない」とした。

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