行方不明の12歳少年が量販店で一晩過ごす 「閉店作業時に気づかないの?」と疑問の声

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行方不明になっていた少年がある場所で発見され、その場の関係者たちの対応が疑問視されている。アメリカの『NEW YORK POST』や『NBC 4』が報じている。

10日の午前11時半過ぎ、アメリカ・オハイオ州のコロンバスで12歳の少年が突然姿を消し、コロンバス警察署に行方不明届が出された。両親は「子供が家出をした」と話すなか、警察は捜索を開始した。
翌日の午前6時頃、市内にある量販店に勤務するスタッフから、「子供が1人で店にいる」と通報が寄せられた。警察が駆け付けると、その子は行方不明になっていた少年であることが判明し、無事に保護されたという。

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店のスタッフによると、少年は発見当時ひとりで店内を歩き回っていたといい、警察官の到着まで数名のスタッフが彼を世話したそうだ。
同署は「なぜ彼が店内に入り、どのくらいの時間いたかは調査を行っている最中ですが、少なくとも前日の午後10時にはいたことになる」と明かした。
また広報担当官のジェニファー・ワトソンさんは、「少年に怪我や体調不良はなく、両親と再会し嬉しそうだった」と述べている。

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普段から同店をよく利用するという客のひとりは、メディアの取材に対し「なぜ前日の夜の閉店作業の時に少年を発見できなかったのか?」と語り、スタッフの不手際を指摘した。
警察は今回の件に対し告訴はしないものの、両親に日頃の生活や子供との関係などについて聞き取りを行ったという。その間、少年はフランクリン郡児童相談所に滞在していたが、現在はすでに自宅に戻っている模様だ。

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家族と揉めた時など、家から出たくなったことはあるだろうか。Sirabee編集部が全国10~60代の男女1,000名を対象に調査を実施したところ、「家出経験が1回はある」と答えた人は全体の17.3%だった。

70%以上が「経験がない」と答えたものの、最近では「トー横キッズ」などが社会問題となっている。特に長期休みは家出が起きやすいタイミングとあって、春休みに入るこれからの季節は家族間で一層の注意が必要だ。

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