北陸新幹線の金沢駅と敦賀駅間が３月１６日に開業し、新潟県内でも期待の声が聞かれました。一方、同じ日には北陸応援割も始まり、県内でもさっそく利用する人の姿が見られています。
「出発進行！」かけ声とともに敦賀駅を発車した北陸新幹線。１６日、石川県の金沢駅との間が開業しました。
新幹線が通る糸魚川市の河川敷では、列車の通過に合わせて花火を打ち上げ、延伸を祝いました。
【糸魚川市の住民】
「行動範囲が増えると思うので、また糸魚川にもお客さんが来てくれることを願って」
また、糸魚川駅のホームには糸魚川市のご当地キャラクターなどが集合！乗客に向け、糸魚川をＰＲしました。
【見学に訪れた住民】
「石川県（地震で）大変だったと思うので、お客さんにいっぱい来てもらって、どんどん復興してもらえれば」
新幹線の延伸と同じく、１６日に始まったのが新潟を含む北陸４県で実施される「北陸応援割」です。
【記者リポート】
「新発田市です。きょうは雪がちらつくほどの寒さとなっていますが、暖かみのある湯気や蒸気の漂う中、温泉街はにぎわっています」
１８日、新発田市の月岡温泉ではさっそく利用した客の姿が見られました。
【群馬県から訪れた人】
「他も行こうとしたけど、北陸割があったので『せっかくなら』と、こっちのほうへ」
【群馬県から訪れた人】
「応援しようかなと思って来た。本当にお風呂がよくて、つるつるになって気持ちよかった」
【加茂市から訪れた人】
「大変な被害があったところが早く復興して、また普通の生活ができるといいと思っている」
一方、割引きを利用できなかった人も。
【埼玉から訪れた人】
「利用しようと思ったが、枠が埋まっているみたいで使えなかった」
地震後、風評被害などにより予約のキャンセルが相次いだ県内の宿泊施設。
【埼玉から訪れた人】
Ｑ．地震の影響は？
「全然そんなこと感じなくて、すごく快適に泊まることができた。また来たい。温泉がとてもよかったので、また入りたいなと思った」
新幹線延伸や北陸応援割により、観光需要の回復が期待されます。