スーパーの売り場レイアウトにはこんな「買わせる」戦略も 「ま…の画像はこちら >>
スーパーなどは、入り口近くに果物や野菜、奥に卵などを置いている店が多い。客に物を「買わせる」工夫の最新情報を、『The Mirror』など海外メディアがまとめて紹介している。
建築設計を専門に学んだリーヴス・コネリーさんが、スーパーマーケットなど食料品店の商品配置に関する「秘密」に言及。売上アップにつながる様々な工夫がなされているのだと動画投稿系SNSで主張し、多くの視聴者とメディアを驚かせた。
コネリーさんは、多くの食料品店が入り口近くに青果売り場を設けていることに言及。「(入店後)まず果物と野菜をカゴに入れさえすれば、その後にジャンクフードを選ぶ際の罪悪感が薄れる」と主張している。
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コネリーさんによると、シリアルの売り場では「健康に良いタイプの物は棚の上のほうに置く」「しかし甘いシリアルについては、小さい子供の目につきやすい低い場所に置く」のだという。
そうすれば子供も商品を選び、手にすることができる。大人は健康に良い商品を意識的に選ぶかもしれないが、そうではない子供も買い物に積極的に加わることで、売上が伸びるというのだ。
卵やパンなど、毎日欠かせない商品については店の奥に置くと良い。商品が多数陳列されている通路を通れば様々な物が目に留まるし、それが購買につながる可能性が大いにあるからだ。
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コネリーさんはさらに、レジは店の出口近くに設置するケースが多いことにも触れている。「何も買わずに出るのは気まずいものだから」と説明し、そのため客が何かを買う可能性が高まると示唆している。
また、店によっては一般的なサイズのカートより大きいタイプの物を導入するのだそうだ。カートに余裕があれば、より多くの品を客が選び購入することに期待できるからだ。
多くの工夫や考え方があることを知った人たちは驚きつつ、コネリーさんの主張に納得したようだ。「食料品店はこれだから嫌い」「まんまと罠にはまっていたようだ」といったコメントも、ネット上に多数書き込まれている。