大王製紙3月14日、「ペットとの向き合い方・共生に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2月16日~18日、20代~70代のワンちゃん・ネコちゃんのオーナー600名を対象に、インターネットで行われた。
「ペットとの共生において日本は環境的・制度的に進んでいると思いますか?」と尋ねたところ、6割以上のオーナーが「進んでいるとは言えない」と感じていることが明らかに。
ペットとの共生において何が足りていないのかを聞くと、「ペットに関する法律の整備・強化」(52.3%)、「ペットオーナー全体のマナー」(51.2%)、「ペットと一緒に暮らすことへの社会的な理解」(50.4%)、「ペットに対応した施設や交通インフラの整備」(48.2%)、「ペットへの医療制度」(45.5%)、「社会全体のペットの生態や習性への理解・関心」(40.8%)など、ペット共生社会における環境や理解の問題が多岐にわたっている現実が浮き彫りとなった。
次に、「ペットとの暮らしを決めたときに、どのようなことを行いましたか?」と質問したところ、「ペットフードの情報を調べた」(55.0%)、「ペット用品の情報を調べた」(52.5%)、「犬や猫の生態を調べた(排泄、しつけ、行動など)」(52.2%)が上位に。
一方、ペットと暮らしていて困ったり悩んだりすることとしては、「遠出・旅行での移動が制限される」(46.3%)、「留守番のとき」(34.7%)、「一緒に行ける場所が少ない」(28.2%)など、物理的な制約をあげるオーナーが多い結果に。また、4人に1人が「ペットが生活に満足できているか不安」(26.3%)に感じており、事前に環境を整えてはいても、実際に暮らし始めるとペットの気持ちへの理解に不安を感じていることが分かった。
次に、「ペットの気持ちを今よりも知りたい、分かってあげたいと思いますか?」と尋ねたところ、90.8%が「思う」と回答。そのために行ったほうが良いと思うことは、「表情や行動(鳴き声・ボディランゲージなど)をよく観察し、メッセージを読み取る」(63.2%)、「動物の行動や習性が示す意味を理解する」(60.0%)が上位に。
しかしながら、それをオーナー自身がどの程度実践できているかを聞くと、「表情や行動(鳴き声・ボディランゲージなど)をよく観察し、メッセージを読み取る」、「動物の行動や習性が示す意味を理解する」については、4割以上のオーナーが「実践できているとは言い切れない」と回答した。