日産自動車は3月16日、ブラジル・サンパウロで開催される「フォーミュラE世界選手権シーズン10」の第4戦に参戦する。
○前回はポールポジションを獲得!
前戦のディルイーヤ大会ではオリバー・ローランドが予選でポールポジションとなり、決勝では3位表彰台を獲得。サッシャ・フェネストラズも決勝で6位に入賞し、ポイントを獲得した。勢いに乗るチームはサンパウロ大会で更なる飛躍を目指す。
同大会はモータースポーツが盛んなサンパウロのサンタナ地区で開催され、メインストレートはカーニバルで有名なアンヘムビ・サンバドロームを駆け抜ける。
2.93kmのコースには11のコーナーがあり、3つの長いストレートはそれぞれ第1、第4、第7コーナーの激しいブレーキングゾーンへとつながるため、オーバーテイクの勝負所だ。
予選は3月16日の09:40 BRT(UTC -3)、決勝は14:00 BRTに開始される。
日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ・ヴォルペ氏は、以下のように語っている。
「ディルイーヤ大会でのポイント獲得はチームに勢いを与え、今シーズンの目標達成に向けた重要な一歩となりました。チームは前戦終了後から、次戦に向けた良い調整ができています。サンパウロの路面はバンピーで温度も上昇しやすいので、当日のコンディションにいかに適応するかが重要ですね。自信を保ちながら慎重な姿勢で、チーム一丸となってレースに挑みます」
○■ドライバーズコメント
「フォーミュラEシリーズで、サンパウロは私の故郷であるアルゼンチンに最も近い場所で開催されるレースなので、とても楽しみにしています。ディルイーヤ大会以来、私たちはしっかりと準備してきました。今回はエネルギーマネジメントが難しいレースになるので、戦略をしっかり整えて挑みます。オーバーテイクのチャンスは第一コーナーですが、第4コーナーも重要な勝負所です。面白いレース展開になりそうなレイアウトなので、楽しみにしています」(サッシャ・フェネストラズ)
「前回のサウジアラビア大会ではポールポジションと表彰台を獲得しました。今、チームは前向きな気持ちで準備を進めています。前戦はダブルヘッダーでしたが、今大会は1戦のみなので最初からベストな状態で臨む必要があります。スリップストリームがエネルギーマネージメントにとって重要になりますね。上位でフィニッシュできるよう、しっかりと戦略を練って挑みます」(オリバー・ローランド)