花粉の時期の外干し 注意点は? 企業が教えるポイントに「コレから見直す」

花粉が飛ぶ季節になると、洗濯物を外に干すことにためらう人もいるでしょう。
「外干しをしたいけど、花粉が付かないか心配…」そんな人も多いのではないでしょうか。
ライオン株式会社が運営する生活情報ウェブサイトの『Lidea』では、洗濯物を干す時の花粉対策を紹介しています。
花粉対策の鉄則は、以下の3つです。
・飛散量の少ない「早朝」に干す
・乾いたらすぐに取り込む
・よく振り払ってから取り込む
Lidea ーより引用
つまり、干すタイミングに気を付けることで花粉の付着量を減らし、さらに取り込む時には、付いた花粉を落とすということです。
花粉症環境保健マニュアルでは、関東の都市部では11~14時、17~19時が飛散のピークとの調査結果があります。
また、濡れた衣類は乾いた衣類よりも多くの花粉が付着するといわれています。
ライオンが行った実験によると、洗濯直後の濡れた綿のシーツと乾いたシーツを外に干して花粉の付着量を比較したところ、5時間後の濡れたシーツには乾いたシーツの2倍もの花粉が付着していたそう。
そのため、洗濯物は花粉の飛散量の少ない早朝に干し始めるのがポイントです。早朝に干すと、花粉の飛散がピークを迎える時間には洗濯物がある程度乾いているため、花粉の付着を減らすことができます。
また、洗濯物は長時間干していると花粉が付着する量が増えるため、乾いたらすぐに取り込んでください。よく振り払って取り込むことで、室内に持ち込まれる花粉の量を減らすことができます。
布団の場合は、掃除機をかけて花粉を吸い込むと効果的です。外干しでもこれらの方法でなるべく花粉の付着を少なくすることはできますが、花粉症の人や花粉症の家族がいる場合は、部屋干しや乾燥機を利用して花粉の付着を避けることがおすすめです。
また、天気図を参考にして外干しのタイミングを計ることも有効です。西高東低の冬型の気圧配置の日は、外干しより部屋干しがいいでしょう。どうしても外干ししたい場合は、高気圧に覆われた日がおすすめです。
花粉の飛散パターンを把握しておくと、洗濯物を干す時に役立ちます。外干しをする時は、花粉症対策をしっかりと行い、快適な生活を送ってくださいね。
[文・構成/grape編集部]

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