《3月より発信した氷結(R)無糖についての一部投稿を取り下げました。頂戴した様々なご意見を真摯に受け止め、総合的に判断しました。この度いただいたご意見を今後の活動にいかしてまいります》
キリンビールは3月12日、缶チューハイ「氷結無糖」のキャンペーンに起用していた経済学者・成田悠輔氏(39)のWEB広告を取り下げた。いっぽうで、成田氏は直前まで余裕の構えを見せていたようだ。
Xでは同商品の公式アカウントが、冒頭のようにコメントを発表。「#ブームというより時代です」をテーマに4日からキャンペーン展開されていたが、成田氏が出演する動画も同社YouTube公式チャンネルから削除された。
「起用が取り下げられた原因は、成田さんの過去の炎上発言です。成田さんは少子高齢化問題の解決策について、’21年12月に出演したインターネット番組で『結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなことしかない』などと持論を展開。
国内だけでなく’23年2月には米紙ニューヨーク・タイムズでも取り上げられ、問題視されることに。成田さんが助教授を務めるイェール大学も、成田さんのプロフィール欄に“経済学部やイェール大学の見解を代表するものではありません”と追記するほどでした。
昨年も成田さんがテレビ朝日の深夜番組でMCを務めることが発表されると、Xで同局に批判が続出。今回も『氷結』のキャンペーンでの起用が発表されると、『#キリン不買運動』のハッシュタグで嫌悪感を示す声が広がったのです。キリンは複数メディアの取材に、成田氏の過去の発言について『過度な表現があったと判断をいたしました』と回答しています」(WEBメディア記者)
とはいえ’22年3月にも、「麒麟特製 レモンサワー」のCMに起用されていた成田氏。当時Xに《私はもうダメなのかもしれない》とCM動画を添えて冗談めかしていたが、こうした“煽りスタイル”は変わっていなかったようだ。
「氷結」のWEB広告が取り下げられる直前の8日、今回の騒動を仄めかすようにXでこう呟いていたのだ。
《最大の炎上対策はいつも炎上しておくこと》
だが結局、消費者の拒否反応を突き付けられてしまうかたちに……。キャンペーンを降板した件に関しては沈黙を貫いている成田氏だが、反省の色が見えない様にXでは冷ややかな声が相次いでいる。
《ダサい》《対策になっていない。空虚なイキリ》《燃え尽きて灰になったそうじゃないか》