学習塾大手「栄光」教室長が入社半年で盗撮行為 職場PCで女子トイレ“生中継録画”の下劣

「気に入っている知人女性の下半身を見たかった。去年6月ごろから複数の女性を盗撮した」
個別指導教室の教室長だった男は、盗撮した動機についてこう供述しているという。
学習塾大手「栄光」が運営する個別指導塾「栄光の個別ビザビ」高田馬場校の女子トイレにスマホを設置し、女性を盗撮したとして元社員の鷲尾祐輔容疑者(46)が今月1日、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで警視庁少年育成課に再逮捕された。
■10代の学生の盗撮動画も
鷲尾容疑者は教室が入るビルの女子トイレの換気扇内にスマホを取り付け、オンライン会議システムを使って職場のパソコンとビデオ通話で接続。パソコンの画面に写った成人女性の尻などを手元のiPadで「生中継録画」していた。先月、トイレを利用した女性が換気扇の中に隠されていたスマホを見つけ、警察に通報。鷲尾容疑者は2月10日、同様の手口で別の女性を盗撮したとして警視庁に逮捕され、すでに会社から懲戒解雇されている。iPadには、複数の成人女性の他、10代の学生の盗撮動画も保存されていた。
「直接、スマホで盗撮すると容量が大きくなってしまうので、スマホをZoomにして事務所のパソコンとオンラインでつないでいたようです。生徒や職員がビル内にいない時間帯に女子トイレに忍び込み、スマホを換気扇の中に設置し、好みの女性がトイレに向かうと、事務所に行き、盗撮していたようです。保存された動画には、誰か特定できない女性のものもあった」(捜査事情通)
鷲尾容疑者は2022年12月に正社員として採用され、23年から授業を担当しない教室長を務めていた。入社してわずか半年後から、盗撮を繰り返していたのだ。
大手学習塾を巡っては昨年10月、中学受験塾「四谷大塚」の元講師2人が共謀の上、教え子の女児を盗撮、逮捕されている。元講師は勤務先のデータベースでお気に入りの女児の個人情報を入手し、女児の画像を実名、年齢、生年月日、自宅住所、携帯番号とともにロリコン仲間が集まるグループチャットに投稿。<どうぞ犯しに行ってください><マジで輪姦したいですよ><押し倒してレイプしちゃうかもしれません>と書き込んでいた。
四谷大塚では会社から付与されたパスワードを入力すれば、一講師であっても担当外の児童の個人情報を閲覧することが可能だった。
四谷大塚の盗撮事件を受け、栄光でも性犯罪防止の研修を実施。鷲尾容疑者も受講したというが、その後も職場のパソコンを使い、職員や生徒の排泄シーンを生中継録画し続けていたのだから、何の効果もなかった。

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