キリンビバレッジは3月12日、「キリン ファイア アロマブリュー ブラック」「キリン ファイア アロマブリュー ラテ」を全国で発売しました。発売に先立ち都内では「キリン ファイア アロマブリュー 新商品発表会」が開催されました。
■「アロマブリュー」が目指したのは”報酬感”のある本格コーヒー
キリンビバレッジが展開する「キリン ファイア」ブランドは1999年の誕生当初より、「コーヒーは火でおいしくなる」をコンセプトに、各時代のニーズに合わせたコーヒーを届けてきました。
今回新たに発売される「アロマブリュー」は、近年ユーザーに求められる「報酬感」を味わえるコーヒーとして開発されたと、発表会に登壇した同社マーケティング部 ブランド担当 諸橋桜子氏は話します。
キリンの調査によると、ユーザーが飲料に求める要素として「頑張った自分へのご褒美」や「ちょっと贅沢な気分になる」といったニーズは年々高まっているといいます。しかし一方で、各社のメジャーなペットボトルコーヒーはそういったユーザーの期待に応えていないという調査結果に着目し開発をスタートしました。
報酬感ニーズに応えるコーヒーを開発する上で、同社が特にこだわったのが「香り」です。新技術「アロマブリュー製法」を用いることにより、淹れたてのコーヒーの香り・焙煎されたコーヒーの香り高さを実現しました。
従来のペットボトルコーヒー飲用ユーザーだけではなく、コンビニのカウンターコーヒーや、カフェの淹れたてコーヒーを愛飲するユーザーにも楽しんでもらえる商品として仕上げており、完成後に実施したブラインド調査では「1杯550円以上の価値がある」という高評価を獲得、商品名を明かした後のアンケートにおいては7割以上が「これまで飲んだペットボトルコーヒーで一番おいしい」と回答したといいます。
諸橋氏は、「『アロマブリュー』は、淹れたてのような香りが広がる新技術で丁寧に仕上げました。このおいしさ、香り高さでファイアはペットボトルコーヒー市場を変えるチャレンジをいたします。そして今後も、こだわりの直火仕上げでおいしさを突き詰めていきます」と「アロマブリュー」のアピールと共に、今後の意気込みを語りました。
■「アロマブリュー」のおいしさを実現した3つのポイント
続いて、同社商品開発研究所 飲料開発担当 後藤沙織氏が登壇し、「アロマブリュー」のおいしさを実現した3つのポイントについて紹介しました。
【1】ベストな「豆焙煎」で味の深みや力強さを実現
「アロマブリュー」おいしさの秘訣1つめは、「豆焙煎」です。さまざまな「焙煎度」を幅広く検討、炒り方を細かく調整し、豆の産地に合わせて「ベストな焙煎度」を選択したことで、力強さや濃さ、深みのある味わいを実現しています。
【2】産地×ブレンド比率で豊かな香りを実現
また、芳醇な香りを実現するために、コーヒー豆の産地と、それらのブレンド比率にもこだわりました。産地により異なる味わいの特徴(フルーティーさ、ナッツのような香ばしさなど)をしっかり理解しバランスよく組み合わせること、そして直火で仕上げることにより、芳醇で豊かな香りに仕上がりました。
【3】新製法を採用し、淹れたての香り高さを再現
さらに「アロマブリュー」は、熱を加えることでコーヒーの入れたてのような香りが生成されるという新技術「アロマブリュー製法」を採用しました。製法の詳細は社外秘とのことですが、ペットボトル商品を製造する上で欠かせない”加熱殺菌”工程の”熱”を活かした技術なのだそうです。
「アロマブリュー」は、最適なレシピを求め1,200本以上の試作を重ねて完成した自信作
これらのポイントを踏まえ、最適なレシピを完成させるために重ねた試作品の数は1,200本を超えると後藤氏は明かしました。「『アロマブリュー』の開発から完成まで、決して簡単な道のりではありませんでした。美味しい製品を作り上げるために何度も試行錯誤を繰り返し完成した自信作です。ぜひお楽しみください」と締めくくりました。
■「アロマブリュー」をよりおいしく飲むポイント
発表会では「アロマブリュー」をよりおいしく飲むポイントも紹介されました。
【1】冷蔵庫でしっかり冷やして
ブラック・ラテ、どちらも「冷蔵庫でよく(10度前後)冷やしてから飲むのが、後藤氏のおすすめだそう。まずはペットボトルの状態でひと口飲み、その後マグカップに移して飲むと、また違った味わいや香りを楽しめると教えてくれました。
【2】料理と組み合わせても◎
さらに、「アロマブリュー」単体だけでなく、料理と組み合わせた楽しみ方も提案します。
「アロマブリュー ブラック」は、塩味があり油脂が多めの料理と合わせると素材の旨味が増しつつ、コーヒーの苦みで油感をすっきりと洗い流し口の中をさっぱりとリセットしてくれるそうです。
「アロマブリュー ラテ」との組み合わせでおすすめな料理は「みたらし団子」だそうで、砂糖醤油の深みがある甘香ばしさがラテのまろやかなミルクと調和するといいます。コーヒーの苦みでみたらし団子の甘味が残らず、さっぱりとリセットするそうです。
これから訪れる春夏シーズンは気温が上がり、冷たいコーヒーがおいしい季節です。香り高く淹れたての本格的な味わいを楽しめる「キリン ファイア アロマブリュー」をぜひ味わってみてはいかがでしょう。