生理現象の1つである、くしゃみ。
鼻の粘膜にゴミなどが付着した際、身体を守るための防衛反応として、鼻の穴から空気が押し出される仕組みになっています。
ムズムズとした感覚から少し間が空くこともあれば、気付いた瞬間にくしゃみをしてしまうことも。衛生上、手などで飛沫を防ぐことがマナーとされているものの、困難なことも多々ありますよね。
スーパーマーケットで働いている、あとみ(yumekomanga)さんが描いたのは、数年前に体験したエピソード。
その日あとみさんは、アルバイトとして働く若い男性による、『やらかし』を目にしてしまいました。
男性はレジでの接客中、女性客のほうを向いたままくしゃみをしてしまい、そのまま作業を続行していたのです…。
一般的にくしゃみをした時の飛沫は、2mほどまで届くといわれています。また、手で飛沫を受け止めたら、当然手元についてしまうでしょう。
誰しも、他人のつばには抵抗感を覚えるもの。いくら生理現象とはいえ、男性の行動を見た客が、クレームを入れてもおかしくはないといえます。
自身のとっさの行動にあせる男性と、ハラハラしながらその様子を見ていた、あとみさん。すると女性客は、怒るのではなく、ポケットティッシュを差し出してくれたのです!
きっと、「人生には失敗の1つや2つはある」と広い心を持ってくれたのでしょう。男性が若いアルバイトだったことから、人生経験の少なさを察してくれたのかもしれません。
女性客のスマートかつ優しい対応に、漫画を読んだ人からは「自分もこうなりたい」と称賛の声が上がりました。
・花粉症で大変な人もいるもんね。相手の事情を察していて、かっこいい。
・男性が自分のお子さんと同じくらいだったのかな?実の親のような振る舞い!
・自分なら「もういりません」っていっちゃうかも。この方はまさに『神様』のお客さんだ。
人は失敗を繰り返し、学ぶことで成長していくもの。
アルバイトの男性は、この時の女性客の優しさを糧に、社会人としてより学んでいったことでしょう。
[文・構成/grape編集部]