札幌の積雪1メートルに迫る 午後は北陸から北日本の雪は次第に収まる 雪崩など注意

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昨夜(9日)~今朝(10日)にかけて、北日本の日本海側や北陸、関東北部の山沿いにかけて20センチ以上の降雪となりました。午後は次第に雪は収まりますが、雪崩や落雪に注意が必要です。
今朝にかけてまとまった降雪

冬型の気圧配置や上空の寒気の影響で、北陸から北の日本海側では今朝(10日)にかけてまとまった雪が降りました。【12時間降雪量の日最大値(午前11時まで)】長野県飯山市 30センチ岐阜県白川村 28センチ岐阜県飛騨市河合 27センチ長野県野沢温泉村 27センチ新潟県魚沼市西名(守門) 26センチ新潟県湯沢町 23センチ新潟県妙高市関山 23センチ群馬県みなかみ町藤原 22センチ群馬県みなかみ町藤原では、24時間降雪量の日最大値が50センチと、大雪となりました。北日本の日本海側でもまとまった雪が降り、札幌市の12時間降雪量の日最大値は21センチ、積雪は午前9時に95センチとなりました。今後、札幌市で積雪が1メートル以上になれば、2022年3月以来2シーズンぶりとなります。【札幌市の積雪】9日21時:75センチ→10日9時:95センチ
午後は次第に収まる 雪崩や落雪に注意

北陸から北日本の日本海側の雪は、午後は次第に弱まる見込みです。ただ、一気に積雪が急増した所では、雪崩や落雪が発生しやすくなります。10日午前11時現在、北日本の日本海側~北陸、山陰にかけて「なだれ注意報」が発表されています。ゲレンデなどでは危険区域には絶対入らないようにして下さい。札幌市など市街地でも、積雪が急増している所があります。屋根からの落雪などにご注意下さい。
なだれの種類と特徴

雪が積もると、なだれが発生しやすくなります。なだれとは、斜面に積もった雪が、重力によって下に滑り落ちる現象ですが、種類が2つあります。1つは「表層なだれ」です。これは、山に積もっている古い雪の上に、新たに積もった雪が滑り落ちる現象です。1、2月頃の寒さが厳しい冬の時期に、山の急斜面で発生しやすく、雪庇や吹きだまりができている斜面で多く発生します。もう1つは「全層なだれ」です。こちらは、山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象です。気温が上昇する春先に、雨が降った後や、フェーン現象などで気温が上がった時に多く発生し、斜面の上の固くて重い雪が、流れるように滑り落ちます。過去になだれが発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では、特にご注意ください。

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