手軽とは一体…… 動画プロがセッティングした「特製iPhone」が超ストロングと話題に

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何でも手軽にできるiPhone。撮影も簡単だが、さらに便利にするには? 今ネットでは、ある動画のプロが考えた、最強のiPhoneが話題になっている。
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「お客さんにiPhoneで手軽に撮影出来ますよって提案しようと色々、テストしてたら、NPバッテリーで給電してファンタム給電のXLR入力をヘッドホンでダイレクトモニターしつつ、SDカードで収録出来てHDMIクリーンアウト出来る『ぼくのかんがえたさいきょうのあいふぉん』が爆誕した(笑)」というコメントを添え、写真を投稿したのはX(旧・Twitter)ユーザー・原田健太郎 |ライブ配信|動画撮影|ドウガベースさん。
「手軽に撮影出来るよ~」ということで爆誕したこの撮影仕様のiPhoneだが、見た目からは手軽さとは程遠く、性能も盛り盛りである。
…性能の解説は長くなるので省くが、ここまでしなくてもというくらい機能がギュッと詰まっていて凄すぎる。見た目もカオスだがメカニカルでかっこいいぜ…。
お客さんにiPhoneで手軽に撮影出来ますよって提案しようと色々、テストしてたら、NPバッテリーで給電してファンタム給電のXLR入力をヘッドホンでダイレクトモニターしつつ、SDカードで収録出来てHDMIクリーンアウト出来る「ぼくのかんがえたさいきょうのあいふぉん」が爆誕した(笑) pic.twitter.com/fkoTyJezRO
原田健太郎 |ライブ配信|動画撮影|ドウガベース (@ken_hrd) February 27, 2024

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原田さんが制作した作品は、ネットで大きな反響を呼んでおり、「凄いですね!!」「撮影について勉強したいなと思って見ていたら、すごいものを見つけてしまいました笑」と、称賛の声が続々と上がっている。
また「素晴らしいワークフローの短縮だと思います。僕も真似したいので組み方教えて下さい」「とても参考になります!」といったコメントには、「これやったら面白い的なノリで作ってるので実用性はちょっと疑問ですよ(笑)」「最強の合体ロボ的なテンションで組んだので検証してないので(笑)」などと原田さん自身ツッコんでいた。
記者は、製作者の原田さんを取材した!
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原田さんは、動画配信収録スタジオ ドウガベース代表。動画制作や映像カメラマン、ライブ配信などをしている。
自身と今回の制作物については「ガンダムとかのロボット大好き機材オタクな映像製作者なので新しい機材や技術が好きで、ピーキーな試作機とかフルアーマーとかカスタム機とかにテンション上がっちゃう人種なのでこんな物を作っちゃいました」と語っている。
実際にこの撮影装置を使っているかと伺うと「使っていません」ときっぱり。
「新しい機器やアプリの登場でiPhone撮影の自由度が格段に向上しましたが、実際の僕らの映像制作現場(お客様の為に撮影する業務)では信頼性や作業効率において『技術的には可能です』のレベルなので、実際の業務は業務用の撮影機材を使用しています」
今回の撮影装置は、実際の業務で使用するビデオカメラと同等の機能性と拡張性をiPhoneに持たせるとどれだけの追加機器が必要か、のテスト的な存在だという。
信頼性や耐久性はテストしきれていないらしい。ただ「実際の撮影業務の要件をクリアしつつ、ハンドリング(操作)しやすい形になってるんじゃないか」とも思っているそうだ。

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肝心のお客様には、結局この提案しなかったそう。
「実際の提案は複数のマイクを使い分けや、三脚に簡単に着脱できるようにするくらいです」
周りの反応はどうだったか?
「『参考にします』や『作り方を教えてください』など真正面に受け止められる方や『あいつ、また変な事やってる(笑)』『手軽って(笑)』の両方ですね」
今後、このような撮影装置は作るおつもりは?
「作るんじゃないなと思います。今は撮影機材の進化がとても早くなっていて、どこでゲームチェンジが起きるかわからない状況なので、新しい機材や技術をとりあえず試してみるの段階で、こういう物が生まれてくると思います」
そんな原田さんの一番の原動力は「機材オタクの好奇心と遊び心」。これからも、機械技術の進歩と共に、様々な試みを続けていってくれるはず…!

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