世界的に活躍… 漫画家・鳥山明さん死去 新潟でも悲しみ広がる「世界中に元気玉与えてくれた」

ドラゴンボールなどで知られる漫画家の鳥山明さんが3月1日、急性硬膜下血腫のため亡くなっていたことが分かりました。世界中に支持された漫画家の訃報に新潟県内でも悲しみが広がっています。

「ドラゴンボール」や「Dr.スランプ」など国民的人気漫画を生み出し、世界的に活躍した漫画家・鳥山明さん。

県内でも幅広い世代が突然の死を悼みました。

【街の人】
「まだまだ続くだろうと勝手に思いながら読んでいたので、急に亡くなってしまうのは悲しいというか、ショックが大きすぎて、言葉で上手く表現できないというのが正直な感想」

【街の人】
「アクションとか冒険者といえば、ドラゴンボールとかドラゴンクエストとか。元祖!」

【街の人】
「あんまり見たことはなかったが、名前を聞いたら“漫画を描いている人”とすぐ分かる人だったので悲しむと思う。世間の人が」

また、鳥山さんに影響を受けていたアニメーションを専攻している専門学校生は…

【専門学校生】
「アニメーションを学んでいく中で、アニメと漫画のつながりという部分。キャラクターデザインの秀逸さ、アニメーションで動かしたときにすごく映える。漫画じゃなくてアニメでも映えるデザインというのが、ものすごく秀逸で勉強になる」

鳥山さんの影響を受けて描いたのは、かわいらしい女の子のイラストです。

【専門学校生】
「鳥山先生は、鼻をチョンと描いて口とつないでいく。割とこの横顔はありがちだけど、鳥山先生はすごくかわいげがあるというか」

多くの漫画家を輩出し、マンガ・アニメの街として知られる新潟市。マンガ・アニメ情報館では…

【新潟市マンガ・アニメ情報館 小池利春 館長】
「大きな穴が開いてしまったような。日本のエンタメ界全体に大きな風穴があいてしまったような寂しさを感じる」

自身も漫画を描いた経験のある小池館長は鳥山さんの表現に勇気づけられたと言います。

【新潟市マンガ・アニメ情報館 小池利春 館長】
「それまでの少年誌の主流のタッチと全然違う軽快でポップなシンプルな、それでいてかっこいいデザインで出てきたタッチ。Dr.スランプを見たときに、ものすごい可能性を、こういう表現手段もあるんだと。私も含めて世界中に元気玉を与えてくれてありがとうございます」

鳥山さんの作品は今後も生き続け、日本だけでなく、世界中に元気を与えます。

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