ズケヤマセイラ(本人提供)
県出身シンガーソングライターのズケヤマセイラが、初EPとなる「セイラセカイ」を2月1日に配信先行リリースした。バンド時代から演奏する楽曲のうち5曲を選んで再アレンジを加えたもので、ギターロックやR&Bなど幅広いジャンルで表現しつつ、歌詞や音階の世界観でさりげなく沖縄色を散りばめた。5月ごろにCD版もリリースし、ライブ会場などで販売する。(フリーライター・長濱良起)
一口メモ:EP
収録曲がシングルより少なく、アルバムより多い楽曲の販売単位のこと。
ソロとして本格的に活動を開始したズケヤマセイラ=2月13日、うるま市内
-バンドとしてはこれまで、ギターボーカルとしてSARF、『ずっと、トモダチ』の2組に所属してきました。ソロとして初の音源をリリースしたきっかけは何だったのでしょうか。
「1人でもずっとライブ自体はやっていたのですが、自分の事業が忙しいとき、特にコロナ禍のときは『音楽は今、別にやらなくていいかな』という気持ちになっていたんですよね。たまに呼ばれて人前で歌う程度で」
「そんな中、2年ほど前のステージで『何でも自由にやっていいよ』と言われたことがありました。本気で、好き勝手にやりたい放題をしたとき、お客さんが喜んでくれた。良いなぁ、もう一回頑張ってみようかな、と思って。調子に乗って30万円ぐらいのギターを買いました(笑)」
-収録曲はどうやって選んでいったんですか。
「これまでに作った曲を広げて、ファーストで出すならこの5曲だよなというのを直感で選んでいきました」
-曲作りは毎回どのように進めていますか?
「作詞作曲は自分でやり、所属していたバンド『ずっと、トモダチ』のベーシストだった細貝知史に編曲をお任せしました。彼は今、東京でPenguin Recordsというレコーディングスタジオの代表をしているんですよ。自分の音楽性をよく分かってくれているので、お互いに楽でした」
-それぞれの曲のジャンルも多岐にわたっていますよね。
「曲調にこだわりがないのも、ソロならではだと思います。バンドだと、パート編成が決まっている分、演奏するジャンルもある程度絞られてきますが、今は1人でオケ(ボーカル以外の部分)を流して歌うので、どんなジャンルもできるようになりました」
-今後の活動のビジョンについて教えてください。
「新曲も作っていきたいと思います。音楽から離れていたときは不思議と何もメロディーが浮かばなかったのですが、再開を決めてからは曲のアイデアがたくさん降りてくるようになりました」
セイラセカイ/ズケヤマセイラ | 各配信サービスページ
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