児童作成防災マップ入賞 旭の中和小周辺 避難場所やリスク調査

地域の防災や防犯をテーマに全国から募った「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」(日本損害保険協会など主催)で、旭市立中和小学校(朝倉真由美校長)の4年生が作った学校周辺の防災マップが、入賞の一つ「未来へのまちづくり賞」に選ばれた。4年生7人全員で力を合わせて調べ、分かりやすくまとめた。
20回目を迎えた同コンクールには全国の小学校や子ども会など658団体が1708作品を寄せた。
中和小4年生は、昨年4月から授業の中で、地域の安全を守る取り組みや防災に必要な対策を勉強。校舎が山沿いで、災害時に土砂流入の危険性があることも踏まえ、考えられるリスクや避難場所を詳しく調べた。消防分署や駐在所でインタビューも行い、写真を交えて完成させた。
マップでは、土砂災害特別警戒区域と洪水浸水想定区域を色違いのセロハンを使って説明。避難所は「ひかた市民センター」と強調した。昨年の台風接近の際の下校時の経験も紹介し「日頃のひなん訓練がいざという時の支えになると分かった」と記した。
審査で「地域の災害リスクの特性をしっかり捉え、焦点が絞り込まれた分かりやすいマップ」などと評価された。表彰式が同校で開かれ、代表児童は「能登半島地震があったことで災害の怖さを改めて知った。これからも防災について学んでいきたい」と話した。マップは同協会ホームページに掲載されている。

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