ハイクラス人材と年収800万円未満人材の、仕事への向き合い方の違いが判明

パーソルホールディングスは2月29日、「はたらく」を考える全国就業者データベース「はたらく定点調査」を公表した。同調査は2023年3月、15歳から69歳の男女・本業または副業で働いている10万人を対象に実施。そののなかから「ハイクラス(年収800万以上)人材」を切り口にしたデータを紹介する。

仕事をするときに、「自分の成長」と「安定したパフォーマンスの発揮」のどちらの考え方に近いか尋ねたところ、ハイクラス人材は「自分の成長が重要だ」(44.4%)が、年収800万円未満の人材と比較して8.1pt高かった。「やり遂げた先の明るい未来のために頑張れる」「目の前の仕事を消化することに集中する」いう2つの選択では、「未来のため」と答えた割合が56.6%で、年収800万円未満の人材と比較して18.4pt高い。

「お金のためにする」「やりがいのためにする」という2つの選択では、「やりがいのためにする」と答えた割合が35.0%で、そうでない人材と比較して10.6pt高かった。

仕事をする上で、自信を持てている経験や能力について尋ねると、ハイクラス人材は「リーダーシップ・推進力」「論理的思考力」「専門的なスキル」「交渉力」と回答した割合が多かった。一方、「まじめな人柄」と答えた人の割合は、年収800万円未満の人材のほうが高い。

仕事上で気をつけていることを尋ねたところ、ハイクラス人材は「部下や同僚を褒める」「ポジティブな意見を言う」「即断即決」「業務の効率化」といった項目が、そうでない人材と比べて高かった。一方、「速さよりも正確性を重要視する」と答えた割合は、年収800万円未満の人材のほうが高かった。

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