「竜巻で貴重な機体が…」米空軍博物館 一部の建屋が破壊される大きな被害! 長崎へ原爆投下したB-29も展示

結構ボロボロだ…。
アメリカ空軍の第88基地航空団は2024年2月28日、同航空団の基地内にある国立アメリカ空軍博物館が竜巻で被災したと発表しました。
「竜巻で貴重な機体が…」米空軍博物館 一部の建屋が破壊され…の画像はこちら >>竜巻で損傷したF-104「スターファイター」と整備用の建屋(画像:ライト・パターソン空軍基地)。
第88基地航空団は、オハイオ州デイトンのライト・パターソン空軍基地に所属する部隊です。その敷地にある空軍博物館には、長崎に原爆を投下したB-29「ボックスカー」や、F-22「ラプター」とのコンペティションで敗れたYF-23「ブラックウィドウ II」などが展示されています。
オハイオ州では2月28日の昼頃から竜巻警報が発令されていたようで、同基地のすぐ西に位置するリバーサイドを竜巻が襲い、同基地の一部も被災しました。
第88基地航空団の発表によると、空軍博物館の第4修復格納庫とライト・パターソン空軍基地のエリアBにある一部建物に被害が生じたようです。具体的な展示物への被害は明らかとなっていませんが、同航空団が公開した写真によると、外展示とみられるF-104「スターファイター」やレシプロエンジンの残がい、被害のあった建屋内には統合無人戦闘航空システム(J-UCAS)の試作機やF-15が確認できます。
同基地司令官のトラビス・ポンド大佐は今回の竜巻被害について「基地の被害はエリアBの南側に限定されています。まずは被害状況の確認と安全確保が大事です」と発表しています。

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