将棋の藤井聡太八冠は3月3日、新潟市で行われた棋王戦五番勝負の第3局に勝利し、タイトル初防衛に王手をかけました。
新潟市中央区の新潟グランドホテルで行われた棋王戦五番勝負の第3局。藤井聡太八冠に同い年の伊藤匠七段が挑みました。
対局はテンポよく指していく先手の藤井八冠に対し、粘り強く対応する伊藤七段。それでも開始から約10時間、藤井八冠が105手で勝利しました。
【藤井聡太 八冠】
「中盤、何回か局面が収まったところがあったが、そこでどういう構想で指すか、非常に難しかったかなと思う」
【伊藤匠 七段】
「1局を通じて、苦しい展開だったかなと思う」
五番勝負の対戦成績は2勝1引き分けとし、棋王のタイトル初防衛に王手をかけた藤井八冠。次の対局には「そのことを意識せずに挑む」と意気込みを語りました。
【藤井聡太 八冠】
「また、いい状態で臨めるようにしっかり調整していきたい。本日はありがとうございました」
第4局は3月17日に栃木県日光市で行われます。