新潟県三条市に3月開院した県央基幹病院の外来診療が4日始まりました。訪れた地元の患者からは期待の声が聞かれました。
【記者リポート】
「県央基幹病院です。きょう外来の診療が始まったということで、入り口の近くには他の病院との診察券を交換する受付もできています」
4日、外来診療が始まったのは、1日に開院した県央基幹病院です。
【済生会新潟県央基幹病院 遠藤直人 病院長】
「職員一同、気持ちを新たにして引き締めて対応を始めているところ」
燕労災病院と三条総合病院を再編・統合する形でつくられたこの病院は、31の診療科と400の病床が備えられ、開院日には22人の入院患者が移送されました。
また、全ての救急患者を診療する「断らない救急」を掲げていて、4日午前7時までに30人の救急患者を受け入れています。
27の診療科で始まった外来診療は基本的に紹介・予約制で、4日は199人が予約しました。
【利用者】
「うれしい」
【利用者】
「きれいでよかった。ちゃんと先生が揃ってくれればいい」
三条市に住むこちらの男性はこれまで新潟市内の大学病院へ通っていましたが、紹介を受け、今後は県央基幹病院に通う予定です。
【利用者】
「今度は高速道路とか、高速バスに乗らなくても、自家用車で来られるからだいぶ助かる。安心」
【済生会新潟県央基幹病院 遠藤直人 病院長】
「県央地域の患者さんを、この県央地域の医療機関皆で診ていくということを実現したい。県央地域全体で連携をつくっていくことが最終目標なので、そういった構築へと進めていきたい」
小児科や産婦人科など、残る4つの診療科は4月以降に設置されます。