「輪島朝市」の火災の原因は電気!? 身近に潜む“通電火災”の危険 その対策は「感震ブレーカー」

2か月前の能登半島地震で起きた「輪島朝市」の火災。原因とされているのが電気です。私たちの身近にも潜むその危険とは?(記者)「輪島朝市が炎に包まれています」元日に発生した能登半島地震。観光名所「輪島朝市」では強い揺れで大規模な火災が発生。200棟以上に燃え広がり、一面が焼け野原になりました。
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消防庁は2月15日、この大規模火災の調査結果を公表し、出火原因として地震で傷ついた電気配線がショートした可能性を指摘しました。これは、火災への注意喚起のため、2月29日に公開された実験映像です。倒れたロッカーの下敷きになっているのはスタンド照明の「電源コード」。この状態でコードに電気が流れると。
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大きな音を立てて火花が散りました。地震で停電が起き、その後、電気が復旧したときにこのような現象が発生して火災になることがあるのです。
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(名古屋市御劔消防団 新美利夫団長)「地震で揺れて重りが落ちると、ブレーカーが落ちる仕組み」これは「感震ブレーカー」。地震による火災を防ぐため、揺れを感知すると自動的に電気を遮断するブレーカーのこと。揺れで重りが落ちると、同時にブレーカーも落ちて電気の流れをストップする仕組みです。
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しかし、この感震ブレーカーの設置率は、名古屋市に11地区ある木造住宅密集地域では27.6パーセントと、地震で大規模な火災になる危険性があるエリアでも、まだまだ普及していないのが現状です。
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家庭に潜む「電気火災」のリスク。命と暮らしを守るための備えが必要です。

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